2011年12月25日日曜日

1年を振り返って

今年のレッスンも残すところ、火曜日と、水曜日の大人の生徒さんのレッスンのみとなりました。

振り返れば、今年はたくさんの新しい生徒さんと出会えた1年でした。発表会や冬のミニコンサートでは生徒さんの着実な成長を見て喜ぶことができ、幸せな想いをたくさん頂きました。

生徒さんたちと一緒に過ごせた時間、そしてお支えくださっているご家族、教室に関わってくださっている全ての方々に、心から感謝しています。

また、自分自身の演奏では、上田晴子先生の公開レッスンを受けられたこと、素晴しい歌手の方々と舞台でご一緒する機会をたくさんいただいたことなど、とても充実した1年となりました。

新しい1年も、生徒さんと一緒に先生も成長していけるよう、小さなピアニストたちと一緒に私自身の演奏も成長していけるよう、頑張りたいと思います!

2011年12月12日月曜日

冬のミニコンサート&クリスマス会

無事に終えることができました。
ご協力いただいた方々、そしてお支えくださった保護者の皆様、ほんとうにありがとうございました。

今回で第2度目、いつものレッスン室で日頃の練習の成果を発表し(7月にある発表会の前段階として経験し)、その後には、がんばったご褒美にみんなで楽しいことしましょう♪という催しです。今年は11名の生徒さんが参加してくれました!

開演前にみんなでお約束しました。1つは「おともだちが演奏しているときは静かに聴くこと」、2つめは「拍手は大きく。がんばれ〜上手だったよ〜と思いながら叩こう。」でした。みんながお約束を守ってくれたので、ほのぼの、あったかい雰囲気のコンサートになりました。

どの生徒さんも集中して最後まできっちり演奏できたのが、とても良かったと思います。細かな個別の感想などはまたレッスンの中でお伝えしますね。

コンサートの後はクリスマス会!みんなでケーキを食べたり、アドベントカードを開いたり、プレゼントを渡したり、わいわいにぎやかなパーティーでした。 私がバタバタしてうっかり抜けてしまっているところを、しっかり者の生徒さんたちがいろいろとフォローしてくれて、すごくすごく助かりました。ありがとう〜!

今日の写真をいくつかアップしておきます。プライバシーの関係上、お顔部分はぼかしを入れてあります。それでも、楽しそうな表情が伝わってきます♪


2011年12月10日土曜日

明日は!

いよいよ、冬のミニコンサート&クリスマス会です。
さきほど今日のレッスンが終わりました。

今週一週間のレッスンをとおして、どの生徒さんもみんな、いい感じで準備できているんじゃないかなあと思っています。あとは、落ち着いて、自信をもって、心の中でしっかり音楽を歌いながら弾くことと、「がんばる」こと。

明日は、たのしくあたたかな、みんなにとって良いステップになる、素敵な会になるといいなと思います。コンサートのあとのクリスマス会も(が?)楽しみですね。

手作りプログラム
柄が色々えらべて楽しいかも。

2011年12月5日月曜日

風邪ひきさん

最近、妙にあたたかい日があったかと思えば一気に寒くなったり、その逆だったり、気温の変化が激しいせいか風邪が大流行ですね。(風邪をひいている人に会わない日がないくらい…)

教室の生徒さんたちも次から次へと風邪をひいています。

みんなで同じピアノを使うので、最近はなるべく頻繁に鍵盤を除菌のウェットティッシュで拭いたり、生徒さんの手も同じように拭いてもらったりしながら、気を配っています。

聞くところによると、インフルエンザの菌は喉にくっついている時のみ悪さをするらしく、飲み込んで胃に入ってしまえば胃酸に負けて死滅してしまうので、うがいはもちろんのこと、水分補給をこまめにするだけでも、感染予防につながるそうです。

やっぱり病気の予防には、「手洗い、うがい、水分補給(乾燥を防ぐ)」が、いちばん効果的なんですね。

レッスンが続いてバタバタすると、生徒さんにウェットティッシュを渡したり鍵盤を除菌するのを忘れてしまう時もありましたが、これから本格的に寒くなるので、もっと神経質にならなくてはいけないなと思っています。

「風邪を、もらわない、うつさない、かからない」

レッスンから帰ったら「手洗い・うがい」を忘れないよう、お願いいたします♪

2011年11月17日木曜日

タコの手

最近「タコの手」という言葉をよく口にします。

子どもはどうしても関節が弱いので、すぐに指先が反って蛇のようにくねくねしています。

「手の形が多少悪くても、とりあえず鍵盤が沈めば良いのでは」と思われがちですが、それは全く違います。まだ足首や膝が弱く足元のおぼつかない子どもが、うまく歩いたり走ったりできないのと同じで、くねくねの指ではスムーズに弾くことはできません。

まだ4分音符ばかりの簡単な譜面の時はなんとかなっても、細かな動きが出てくるとたちまち、そのくねくねの指をカバーする為に手のひらや手首を振り回し、振り回すから余計に指の小回りがきかずうまく弾けない…という事態に陥ってしまいます。

私自身も幼い頃は指が弱くて、よく母親に「そのタコみたいな手やめなさい!」と叱られた(いえ、しばかれた…)ものでした。

その当時は「やってるもん!」「できてるもん!」ってなものでしたが、本人の意識が行き届かないからこそそのような指になってしまうので、自分で直すというのはなかなか難しいものなのです。(幼いですし)そばで逐一指摘してくれる母がいてくれなかったら、私の指が安定するのはもっともっと遅かったと思います。

タコの指のまま放置すれば行き詰まってしまう(かなり早い時点でそうなる)ことがよくわかっているので、生徒の手の形や指の動きについては導入のころからしっかり指導します。

クリスマス会(弾き合い会)も近くなり曲が仕上がってくる中で、曲を弾き慣れてくるとどうしても指への意識が甘くなってしまう傾向にある生徒が多いように思います。譜読みしたばかりで、弾くことに必死の時には指にしっかりと意識がいっていたのに、よく弾けるようになればなるほど指がくにゃくにゃしてくるのです。

そこで、私の口から飛び出すのが、かつて自分が散々言われていた言葉…

「あかん!そのタコの手!」「ほら!またタコになってる!」

こうして娘は母親にそっくりになっていくのかなと思うとなんだか悲しいのですが…

教える立場になって、尊敬する先生方(親も)の教えや、生き方や、想いが、あらためて自分の内に確かに息づいていることに気付きハッとする機会に、これまで以上にたくさん出会うようになったように思います。

タコの指も然り…。
私の受けた恩恵や、私の得た少ないけれども貴重な経験や知識のすべてを、「次の人」へ分け与えてゆくという使命を、つくづくと感じています。

2011年11月10日木曜日

大人の生徒さん

今朝は1年半ほど前からこの教室に通って下さっている大人の生徒さんのレッスンでした。

この生徒さんは、ピアノを本格的に始められたのは大人になってから。最初は他教室のグループレッスンに通っておられましたが、もっとじっくりレッスンを受けてみたいとのことで、当教室をお尋ねくださいました。

最初は、指で鍵盤をしっかりつかむことも、リズムを正確に取って弾くことも、苦労されていましたが、いつも前向きに着実に取り組んで下さって、この1年ほどで見違えるほどに上達されました。(ご本人もその変化を感じて喜んでくださっているのが、私も嬉しいです)

大人の生徒さんは現在、4名いらっしゃいます。みなさん2〜3週間に1回のペースでコツコツと通って下さっています。いつも感じるのは、それぞれ日常生活(お仕事、育児、介護、など…)がおありの中で、「ピアノが上手になりたい」「素敵にピアノを弾きたい」という想いでレッスンに通って下さっていることの、尊さや、素晴らしさです。

私などは、教師であり、専門的に音楽を勉強している身であり、練習しレッスンへ通い勉強し続けるのは、半ば「おしごと」というか「あたりまえ」のようなものですが、教室に来て下さっている方々は、そうではありません。

「ピアノを弾かなければならない」 理由はなにもありません。ただただ純粋に「音楽が好き」「ピアノを弾きたい」「上手になりたい」という想いで通って下さっている方ばかり。

色んな生活のご事情で、よく練習してこられる回もあれば、ほとんどピアノに触れられていない回もあります。小さなお子さんのおられる方などは、お昼寝してるあいだにこっそり練習しました!と仰る方もおられます。それでも、一生懸命にレッスンへ来て下さるのです。

そんな風にピアノに取り組んでおられる皆さんの姿をみると、「自分なんかよりよっぽどすごくて、えらい。」と、いつもつくづくそう思います。そして「ピアノが好き、上手になりたい」という根本的な、でも一番大切な想いに、あらためて気付かされます。

そんな生徒さんたちの素敵な想いを大切にできる教室でありたいと思いますし、私自身もまた、大切にしていたいと思います。

2011年10月30日日曜日

声楽発表会(伴奏)

今年もM先生の発表会で伴奏をさせていただきました。

何度もご一緒させて頂いているお二人&今回が初めての高校生の生徒さんの3名と、計7曲を演奏させていただきました。

今回は、本番で不安が出た演奏だった…というのが率直な感想です。

大きな失敗とか、破綻を来す状態になるようなことは、さすがに無いですが…。

この本番の数日前に、久々にプロティッチ先生のレッスンを受けさせていただいて、自分の音の繊細さが全然足りないと猛反省しました。そこから、伴奏の曲も(ほとんど仕上がりかけていたものを解体して)1からぜんぶ作り直してみたものの…

そういう根本的な作業と、曲を仕上げて形にするという仕上げの段階の作業が、うまく噛み合なかった感じです。

根本的な部分に対する確信のなさが、本番で不安となって出てしまいました。

自分自身、変わり目の時なのかなと思っています。次の段階(というと安易な表現ですが)に行けるか行けないか、習得出来るか出来ないか…という。外部の評価などの“段階”ではなく、あくまで自分自身の音楽の質における話です。

今回のことは後ろ向きの出来事ではけっして無いので、これからも引き続きがんばります。

本番のあと、楽屋で出演者のみなさんと写真を撮ってもらいました。
高校生の子に「今どきのピース」を教えてもらって、みんなでやってみました。ちょっと必死な感じです。(笑)


こちらは真面目。

みなさんおつかれさまでした。ありがとうございました!

2011年10月27日木曜日

プロティッチ先生のレッスン【2011.10.26】

約半年ぶりにプロティッチ先生のレッスンへ行ってきました。
今日はバッハの「イタリア協奏曲」と、ブラームスの「ヘンデルの主題による変奏曲(途中まで)」をみていただきました。

レッスンを受けると「あぁ、私の音は『違う』 んだなぁ」と、やっぱり、つくづく、あらためて、思い知らされます。『違う』というのは感覚的で表現が難しいですが、「美しくない音」「この一音を弾くために適さない音」といった感じでしょうか…。

今日、すごく腑に落ちたことは、「このように弾けばこんな風になる」とか「このように手を動かせばこのフレーズが弾ける」というマニュアル(定型?)なんてものは、存在しないのだということ。(今更?って感じですがそこは目をつぶっておいてくださいね…)

つい安易に、知っている技術を新しい音楽に当てはめてどうにかしようとしてしまうのですが(もちろん中には当てはまるものもあるでしょうが)、音楽ってそんな風に、アルバイトのマニュアルのようなものではないのです。

100個のフレーズがあれば、100通りの弾き方があります。

テクニックに音楽をあてがうのではなく、音楽(の中にあるフレーズや音)を美しく奏でるためにテクニックが生まれる。まずはじめに、音が、音楽がそこにあるのだということです。

この半年ほど、手のポジションや体の使い方に意識を集中して練習していたので、形ばかりになってしまって(もちろんそれも大事なのですが)、そもそもなんのためにそれを求めているのか…という根本的な問題が、どこかへ行ってしまっていたように思います。

* * * * * * * * * * * * * * *

今日は午後から声楽家のYさんも合流されました。3人でお食事をして、その後はYさんのレッスン。最後まで聴講させていただきました。

意外かもしれませんが、一流の音楽家さんになると、ピアニストが声楽家のレッスンをなさったりするんですよ。 もう「ピアノのレッスン」や「歌のレッスン」という枠を超えた、「音楽のレッスン」という感じなのです。

それはそれは夢のような時間でした。こんなに素晴しいものがこの世にあるのかというような…。幸せでした。

* * * * * * * * * * * * * * *

ピアノの練習というのは、プロフェッショナルになればなるほど、本当に途方にくれるような細かな練習の積み重ねになってくるように思います。あまりに細かすぎて、昨日より良くなっているのか、変わっていないのか、道を外れて悪くなっているのか、自分では分からなくなることもしばしば。

そのうちに、「毎日こんな細かいことをしていて、いつ先生の音楽に近づくんだろう」→「だいたいいつになったらまともに仕上がるんだろう」→「私なんかがこんなことをしていても無駄なのでは」→「モチベーション下がる」という思考回路に…。

でも今日、プロティッチ先生のレッスンを受けて、やっぱりその幾千幾万の『細かな積み重ね』が繊細な音楽を作るのだと、あらためて感じました。試行錯誤しながら、とにかく積み重ね続けるしかないのですね。

また新たな気持ちでがんばれそうです。充電完了です!

2011年10月24日月曜日

おさんぽ

お仕事も練習も自宅にいることがほとんどなので、運動不足を切実に感じている今日この頃です。体に良くないし、体力も落ちてしまうし、太るし…。

これはいかん!というわけで、先日、近くのコンビニに行くのにすこし遠回りして、おさんぽしてみました。40分くらいかけて近所を歩きました。新しいおうちが建っていたり、いつの間にか道にフェンスが出来ていたり…。街って知らないあいだにどんどん変わっているんですね。

ついつい何度も立ち止まって写真をパシャパシャ…。
おかげでちっとも運動らしい運動になりませんでしたが(笑)気持ちはずいぶんとリフレッシュできました^^

2011年10月21日金曜日

突然の電話

わずか1ヶ月ほどで退会された生徒さんがおられました。
別の教室をやめて転入してこられた生徒さんで、兄妹で来てくださっていました。

あるレッスンの日の当日、レッスン時間の直前になって突然お電話がありました。レッスンの付き添いはいつもお母様でしたが、仕事が忙しいとかで、お会いしたこともないお父様からの突然のお電話。「今日のレッスンからもうピアノをやめさせてもらいます」とのこと。

これまでの経緯がいろいろあるので驚きはしませんでした。
ただ、突然のことなので「ちょっと状況を説明していただけますか」とお願いしたものの、結局くわしい事情はよく分かりませんでした。(色々とつじつまが合わなくて)

もちろんピアノをやめるには様々な事情があると思います。経済的なこと、生活や環境の変化、興味の薄れ、先生との相性、などなど。でも、少なくとも自分が「やりたい」と言った習い事をこんな短期間でやめるという経験を積み重ねてしまって、あの子たちの価値観や感覚はいったいどうなってしまうのだろう…とすごく心配になります。もはや余計なお世話ですが…。

それと、電話一本で(スポーツクラブやエステの予約を解約するような手軽さで)ある期間なにかの教えを受けるという形でお世話になった人の元を去るという感覚は、私にはちょっとよく分かりません。

私自身、現在、ピアノのほかに声楽と英語のレッスンに通っていますが、もし何かの事情でやめる時には、お宅を訪問し、顔と顔を合わせてお話をし、ご挨拶をして失礼すると思いますから… (あくまで私の価値観です)

専門の道に進んだり、趣味として末永く続けたいと願う以外の人にとっては、ピアノというのはひとつの通過点にすぎないのかもしれません。いつかは「終わり」が来て、「子どものころの習い事」以上のなにものにもなれないのかもしれません。(もちろんそうでないことを願ってレッスンしていますが)

だけれども、だからこそ、良い形で気持ちよく、その「終わり」を迎えて欲しいとも思います。何年、何十年か後に思い出した時、そこからまた続きのストーリーを描こうと思えるような、素敵な記憶になるように。

2011年10月15日土曜日

教会での本番(伴奏)

先日はこんなところで演奏してきました。
大阪のとある教会の礼拝堂です。

ご縁があって夏から聖歌隊(この教団の阪神地区の教会員のみなさんで結成されている)の伴奏をさせていただくことになり、はや3回目の本番です。関連のものも含めると正確には4回目。

この日は礼拝と講演会がセットになった催しでした。
最初は聖歌隊の合唱のピアノ伴奏だけの予定でしたが、いろいろあって急遽礼拝のオルガン奏楽も依頼され、大慌てで練習してこの日を迎えました。

礼拝のオルガン奏楽はけっこう好きです。

オルガンの大きなボリュームや減衰しない音、空気そのものを揺れ動かして空間を支配する音、というのは、神さまの絶対的な力を表すのにピッタリだったのだと思います。支配というと恐ろしい気もしますが、同時に「守り」であったり「愛」や「恵み」でもあると思います。

…と、そんなことを色々思いつつオルガンを弾いてきました。(専門じゃないので足ペダルは使えないし、2段鍵盤もイマイチ使いこなせず、不完全なオルガンですが)

礼拝後はいよいよ聖歌隊の演奏。今までの練習の中で一番のとびきり良い演奏だったので、びっくりしてしまいました。私の伴奏も含めた全体の出来として。うれしかったです。

その後は、マザーテレサのもとで働いておられた方の講演会(すごく感動的なお話でした)を聞いたり、参加者全員で手話をしながらマザーテレサの曲を歌ったり(私は伴奏だったけど…) 、素敵で心あたたまる時間を共に過ごさせていただいて、なんだかすごくラッキーでした。

伴奏のお仕事を依頼されなければ、ここに居ることはなかったですから。
色んなご縁に感謝した一日でした。

2011年9月25日日曜日

先生の来日

師匠であるプロティッチ先生が1ヶ月ほど日本にお戻りになるとの知らせを受けて、毎日ウキウキわくわくしています。

プロティッチ先生とは、私の幼いころからの憧れのピアニストであり、大学での師匠であり、神さまのように慕い尊敬する、大好きな方です。…と説明すると、だいたい男性のイメージを持たれるのですが、こんな先生です。↓

ウィキペディアより


ウィキペディアから拝借し貼付けてはみたものの…10年前くらいの写真かもしれません。ねこも初代のねこだし。(先生にはあえて触れない…)

比較的最近のお写真。↓


ちなみにねこの名前はモーツァルトといいます。

先生が日本へいらっしゃったらすぐに会いに行きたいし、レッスンもして頂きたいし、色んなお話もしたいなぁと、本当に毎日楽しみです。(レッスンでは厳しく絞られるのですが…)

学生時代、友人たちとよく「どうやったらあんなキレイな音が出るんだろう」「どうやったらあんな風に指が動くんだろう」と話したものです。「ゴッドハンドだ!」とか「手を交換してほしい…」とか、ふざけて色々言ったことを懐かしく思い出します。もちろん今でもその事実や憧れは何ひとつ変わりません。。。

先生のゴッドハンド。↓

ウィキペディアより

2011年9月11日日曜日

工事とインターホン

先月の29日にレッスン室の工事がおわりました。
取り付け工事自体はこの日と不具合を調整してもらった次の日の2日間だけでしたが、工事の相談を始めてからああでもないこうでもないと悩んだ時間や、発注、寸取り、取り付け準備の工事、などなど・・・。トータルで振り返ってみるとけっこう長くかかった印象です。

それだけ楽しみで待ち遠しかったということでもあります。

防音対策のため、ドアも窓も2重になりました。完全な防音とまではいきませんが、音の漏れは以前とは格段の差ですし、漏れてしまってもなんだか音がモサっとしているというか、何かでピアノが包まれているような籠った感じになっているので、いやはや、驚きです。

と、いいことづくめの2重サッシ&ドアですが、それに伴い弊害も…。

じつは、レッスンに来た生徒さんのドアのノック音が聞こえなくなってしまったのです。「ノックしないで勝手に入って来てね」と札をかけてみたりもしましたが、それはそれで私がビックリしてしまったりして…。(突然、音もなく生徒さんが出現する感じになるので…。)

そんなわけで、簡単なインターホンを設置しました。ドアノブにこんな札もかけてみました。


このメッセージを読んで、みんな間違えずにちゃんと「ピンポーン」と鳴らしてくれましたヨ。すばらしい〜。

2011年8月27日土曜日

土曜ステージ(伴奏)

「土曜ステージ」というコンサートに、声楽の伴奏で出演させていただきました。場所は、大阪の守口市にある「ムーブ21」という建物内のロビー。どなたでも無料で聴きに来ていただけるロビーコンサートです。

私は今回初めて出演させていただきました。(実は最初このお話をいただいた時、「リーブ21」とすっかり混同して「へー、増毛推進PRの一貫で音楽活動まで行っているのか〜すごいなぁ〜」と思っていました。ナイショですけど。笑)

今回はよく伴奏させていただいている、メゾソプラノの泉山加奈子さんとご一緒させていただきました。

曲目は、カルメン「ハバネラ」「平城山」「九十九里浜」の3曲でした。
泉山さんの衣装はカルメンのイメージですね。鮮やかな赤がとってもきれいでした。

仕上げるのに一番苦労したカルメンが一番良い出来でした。代わりに、一番順調に何の問題もなく仕上がっていた「平城山」が一番しっくりこなかった。 「音楽って、苦労に見合った出来映えにしかなりっこないんだな…」とつくづく思いました。

「演奏する」というのは、厳しいです。だけど、だからこそ素敵なのだとも思います。ソリストさんと一緒にカルメンで良い演奏を作り上げることができたことは、良かったです。そして、もっともっと頑張るぞ!と気持ちを新たにしました。

白いピアノ。(めずらしい!)
終了後♪


2011年8月19日金曜日

記念写真

今日で先週の土曜日から1週間、夏期休暇でした♪
レッスン室の照明器具を新調したり、少し遠出のお出かけをしたり、映画をみたり、のんびりと楽しく過ごしました。また、最近は色々な方からサマーギフトを頂き、大変恐縮しております。この場を借りて改めて御礼申し上げます。

さて、本題ですが、やっと発表会の記念写真が届きました!
思っていたより長くかかり待ち遠しかったです。個人写真+集合写真でワンセット。立派なフレームに入れていただいてカッコイイです。良い記念になりますね。みんなとても可愛らしく素敵に映っています。

記念写真は明日以降のレッスンで順次お渡ししていきます。どうぞお楽しみに♪

[集合写真] 2011 9.July

2011年8月4日木曜日

防音対策

レッスン室に防音対策工事を施すことになりました。
今月中くらいの予定ですが、急に決定したことなのでまだ具体的な日程(順次作業は始まっているので、竣工日がという方が良いのかも…)は決まっていません。

完全な防音、いわゆる「防音室」までは出来ませんが(お部屋まるごとの工事になり、色んな意味で負担が大きいので)、 少しでも外に漏れる音を減少させるために窓やドアを二重にする工事をする予定です。

ある日レッスンに来たら突然ドアが増えていたとか、工事途中の壁が削れたままで汚かったとか、何かと驚かせてしまうかもしれませんが、「そういうことか」と思っていただけると幸いです。(^^;)

2011年7月29日金曜日

【その2】第21回姫路パルナソス音楽祭 上田晴子ピアノスクール「マスタークラス」を受講しました。


せっかくなので公開レッスンの様子をお知らせしたい…と思いつつ、当日は演奏するのにいっぱいいっぱいでそんな余裕(誰かに写真をお願いする余裕すら)ありませんでしたが…

ツイッターで、姫路パルナソスホールさんが公開レッスンについて写真付きでつぶやいておられたので、それの画像をお借りしてきました。聴講生のみなさんが舞台上で受講生のレッスンに耳を傾けておられる様子です。


ピアノはベーゼンドルファーでした。ピアノの鍵盤は普通88鍵ありますが、ベーゼンドルファーのピアノは鍵盤が多いタイプのモデルがあります。今調べてみると、92鍵のものと97鍵のものがあるようです。黒鍵白鍵あわせての数なので、92鍵だと白鍵2つ分、97鍵だと白鍵6つ分、幅の広いピアノということになります。いずれも、全て低音の方に鍵盤が足されています。

92鍵モデルは鍵盤の前に座った感じもいつものピアノと大差ない(何度も弾いた事があるからかもしれない)ですが、97鍵モデルはあまり出会いがなく、当日いざピアノの前に座ってみると、けっこうな違和感を感じてしまいました。

いつも通り椅子に座ったはずなのに、「あれ?なんとなくいつもと景色が違う…」「あれ?真ん中のドがおへその前からズレている…ような…」というのがまず最初の感想。

そして曲を弾き始めてみると、左手で飛躍して弾こうとした低音の鍵盤が、一瞬どこにあるか分からなくなるという事態発生!これはびっくりしました。かなり低い鍵盤を弾く時は鍵盤そのものの位置でなくピアノの端っこからの距離感で覚えている、という、自分の意外な感覚に気付く事ができました。(他の音程ではまずあり得ないことですけれど。)

最初は目がチカチカして焦りましたが、何度か低音に手を遣るうちに徐々に感覚がつかめてきて、その後は気にならなくなりました。

ちなみに、通常より多い部分の鍵盤は白鍵が黒く塗りつぶされています。通常の鍵盤と区別し、目立たないようにするためだと思われます…と考えると、やっぱり誰でも私と同じように焦ったり混乱したりするのかも。

なんだかベーゼンドルファーの説明ばかりになってしまいましたが…。ピアノもいろいろで、おもしろいです。

2011年7月25日月曜日

【その1】第21回姫路パルナソス音楽祭 上田晴子ピアノスクール「マスタークラス」を受講しました。

久しぶりのソロの舞台でした。5年ぶりの…。

その間、伴奏やアンサンブルの舞台には立たせて頂いていましたが、いろいろと制約(長くなるので省略します。笑)があり、ソロの舞台には挑戦できずにいました。

2年前くらい前にプロティッチ先生から「もっと音楽をやりなさい。ピアノを弾きなさい。リサイタルを目指しなさい。」と強く言っていただいて心を決めたものの、長らくソロの舞台から離れていたぶんいろんな準備に時間がかかり、苦労もし…。

そんな中での、上田晴子先生のマスタークラスオーディション合格、レッスン受講でした。

先生のレッスンは素晴らしくて1時間なんてあっという間でした。でも、ものすごく貴重な経験でした。確実に次へと繋げることができるようこれからも日々努力していきたいと思います。

当日は、会場で、メールで、お祈りで、たくさんの方に応援していただきました。生徒さんのお母様が来て下さっていて驚きましたがとても励まされました。たくさんのお支え感謝です。

2011年7月14日木曜日

プレゼント

最近、立て続けに生徒さんから素敵なプレゼントをいただきました。
うれしかったので記念に写真をパシャり。





生徒さん作プチトマト。
太陽の恵みと愛情いっぱいで、
果物みたいにあまかったです。



穫れたてのおいもさん。
おいも掘りにいったんですって。
あまくて、おいしくて、ほくほく!



らぶれたーをもらいました。
うれしいです。
もちろん先生もだいすきです。


2011年7月12日火曜日

発表会

twitterではつぶやいていましたが、blog更新が遅くなってしまいました。

7月9日(土)の発表会は無事に終了しました!

どの生徒さんも、今までで一番良い演奏を聞かせてくれました。
涙あり苦しみあり、思い返せばそれぞれに色んな道のりがあっての発表会でした。順調ならば順調なりの、険しい道のりならば険しい道のりなりの苦労が、ありました。生徒のみなさん、よく頑張りましたね。(感慨深いです)

それらの日々は「宝物」となって、良い演奏は「揺るがない自信」となって、緊張を乗り越えて舞台へ踏み出した勇気は「強さ」や「希望」となって、心の中にしっかり刻まれているはずです。


今日、ある保護者の方に「先生の生徒さんはみんな小さいのにしっかり弾いて、おじぎや舞台での振る舞いもしっかりできて、すごいですね。先生のところに来てて良かったです。」と言っていただきました。

舞台でのマナーは、演奏の内容と同じくらい大切なことです。

ろくに挨拶も出来ないような人や無礼な人の話を聞く気にもならないのと同じように、舞台でのマナーも知らない者の演奏など、誰も好意的に聞いてはくれません。一見、ピアノの演奏と直接関係ないように思われがちですが、実はとても重要なポイントです。

生徒さんたちとは、通し練習とほぼ同じ数だけ、出入りの練習もしています。ですので、こういった感想をいただけると、練習の成果の顕れを知ることができて、とても嬉しいです。指導者として励みにもなります。

発表会前には、補充レッスンでたびたび教室に足を運んでいただいたケースもありましたし、休日に全員教室に招集しリハーサルも行いました。ご家族のみなさんには、日頃のお支えに加え、さらなるご協力を賜り、本当に感謝いたしております。

また、当日お世話になったスタッフの方々、応援に来てくださった方々、本当にありがとうございました。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

2011年6月30日木曜日

いよいよ近づいてきました

発表会まで10日を切りました。
それぞれに最後の追い込みを見せてくれていて、頼もしい限りです。

今週は生徒さんに「どんな風にこの曲をひきたい?」「好きなところは?」「ちょっと苦手・難しいところは?」という質問をしています。「楽しくひきたい」「うれしい気持ちで」「間違えずに」「きれいに」などなど…答えはいろいろ。

好きなところは「大好きだという気持ち」が、苦手なところは「難しかったけどいっぱい頑張ったこと」が、聴いてくれているお客さんに伝わるといいねと話しました。あらためて曲を見つめなおすきっかけになると良いなと思います。

本番は、当然パーフェクトな演奏ができれば大成功なわけですが、必ずしもパーフェクト=良い演奏ではないというところが、音楽の難しいところであり、素敵なところでもあります。

「良い演奏」とは何なのか?というと、難しい問いですが、答えの1つとして「その日までどんなふうに音楽と向き合ってきたか」 ということが挙げられると思います。

たとえば、女優さんが演技力というものの裏側に「その人自身の生き方」を透けて見られているように。ピアニストも舞台の上では、その日までの取り組み方を隠すことはできません。良い意味でも、悪い意味でも。

失敗しても「良い演奏」というものがあり、パーフェクトでも 「良くない演奏」というものがあります。「良い演奏」は失敗してもパーフェクトでも人の心に届きますが、「良くない演奏」が聴く者の琴線に触れることはありません。

私は、何歳であっても、どんなレベルであっても、生徒たちには「良い演奏」を目指してほしいと思いますし、たとえ未熟で足りなくても、その路線上にいて欲しいと願います。

練習の時には口うるさく「音が」「手の形が」「フレーズが」「外しちゃだめ」と注意していますが(取り組み方に直結してくることだと思っているので)、その出来不出来を本番での評価にするではなく、それとは少しちがった(上に挙げたような)視点で、小さなピアニストたちを見守っていたいと思っています。

漠然とした表現で(語彙も少なく)うまくまとめられませんでしたが、何度も伝えていきたいことでもあるので、書かせていただきました。

以下は、発表会に出演する生徒さん向けのプリントです。本日より配布しておりますが、確認用としてデータを掲載しておきますので、よろしければご覧ください。

【出演者向け配布書類】発表会について

2011年6月28日火曜日

公開レッスン

「公開レッスン」をご存知ですか?
著名な先生のレッスンをホールなどで公におこない、演奏者は舞台上でレッスンを受けることで、観客は聴講することで、その先生の音楽を学ぶことができる、というものです。

実は、ある先生の公開レッスン受講者オーディションに応募していて、つい先日通知があり、めでたく合格でき(舞台上で演奏する人になることができ)ました。

昨年は聴講生としてこの公開レッスンに参加しました。先生の音楽がとてもすばらしくて、私もレッスンして頂けたらなぁと思っていたので、とても嬉しいです。

第21回姫路パルナソス音楽祭
上田晴子ピアノスクール「マスタークラス」

7月22日〜25日まで、姫路パルナソスホール(姫路市立姫路高等学校音楽ホール。音響も良くとても立派なホールです)にて開催されます。

聴講には2000円の聴講料がかかります。申し込み方法は、姫路パルナソスホールのホームページに記載されています。興味のある方はぜひ直接のぞいてみてくださいね。

私の受講日は7月22日(金)です。

すばらしい先生に音楽を教えていただけるまたとない機会ですので、楽しみでもあり、緊張もしています。当日はどうせまた朝からお腹が痛くなります、恒例行事ですから。がんばって全力で挑戦したいと思います。

2011年6月21日火曜日

神さまのように

ある大人の生徒さんが、長期休会されることになりました。
ご家族の健康の問題などやむを得ない事情が重なっての、突然のことでした。

1年ほど前から毎週レッスンに来てくださっていました。とても熱心な生徒さんで、来月の発表会にむけての準備も順調で、ピアノ自体もぐんぐん良くなっておられたところだったので、残念でならない気持ちです。(もちろんご本人のお気持ちはもっともっと…だと思います)

抱えておられる問題が1つずつでも解決し、心と体の負担が少しでも軽くなられるようにと、お祈りするばかりです。

音楽はいつでも両手をひろげて待ってくれています。あたたかなまなざしで見守ってくれています。たとえじぶんが音楽に目をむけていない時でも、そっとそばにいてくれています。神さまのように。

先の見えない不安な状況におられる中で、
「先生が音楽のたのしさを教えてくださったから…」
「先生とはまた縁があると思うから…」
と、電話越しに言ってくださったことばが、ずうっと耳からはなれません。

いつかまた、何らかのかたちで、音楽との素敵な再会がありますようにと、切に願います。

2011年6月13日月曜日

オルガン奏楽とコンサート

今週は多忙な土日でした。

土曜日は知人の結婚式の挙式で、オルガン奏楽をさせていただきました。
曲目・・・
【備え】我が祈りを聴きたまえ(メンデルスゾーン)
【前奏】トランペットヴォランタリー(Purcell)
【入場】結婚行進曲(メンデルスゾーン)
【讃美歌】21-493 「いつくしみ深い」
【指輪交換】モデラート アセイ(Merkel)
【讃美歌】21-101 「いのちとひかりたもう神よ」
【讃美歌】21-27 頌栄「父・子・聖霊の」
【後奏】応唱
【退場】結婚行進曲(ワーグナー)

この教会での奏楽は今回で2回目。歌の伴奏で、ピアノ演奏は過去に何度かさせていただいたことがあります。とてもアットホームな雰囲気の(いわゆる結婚式場のチャペルではないので、信仰生活を営んでおられる皆さんのやわらかな空気が伝わる)教会です。今回もまたこうして祝福の時を共に過ごさせていただけて、とてもうれしかったです。

時間の関係で写真は撮られなかったですが、ちょうど前回の時の写真付き記事があるのでご紹介しておきます。こんなところで演奏しました。→ [昨年8月の記事]

新郎新婦さんの準備が間に合わず1時間も式の開始が遅れるというアクシデントはありましたが、なんとか無事におわりました。そんなこともあるのだなぁと、驚きました。


そして日曜日は、午前中に生徒さんとのレッスンを終えて、午後からは玉井菜採さん(ヴァイオリニスト)のチャリティーコンサートへいってきました。

玉井さんのヴァイオリンは、まっすぐで、誇張がなくて、それでいて自由で、芯がブレなくて、やわらかで、正確で、ほんとうに素敵な音色なのです。おなかの辺りに、自然に、くうきのように、すぅーっと音が届いてくる感じ。プロティッチ先生の音色に共通するものがあるかもしれない。すごいなぁ…。

いい気分で大阪から戻り三ノ宮ですこし寄り道をしているあいだに、なんと人身事故が起きて電車が完全にストップしてしまいました。結局、いざ帰ろうと電車に乗り込んでから1時間ちかくも待ちぼうけをくってしまいました。とほほ。

最後はさすがに疲れましたが、でも、とてもすてきな2日でした。

2011年6月8日水曜日

レッスン室のようす

レッスン室のようすを写真に収めてみました。

ちょっとしたもの、レッスンで使うグッズ、生徒さんからのプレゼントなどなど、少しずつ記録していけるといいなと思っています。
(ホームページの方にupする良い方法を探し中。)




2011年6月5日日曜日

最近読んでいる本

空を爪で引っ掻いたような細い月の夜です。

満月といえば、外国のおとぎ話では狼男が変身したり、科学的には引力の関係で人間の集中力が散漫になり事故が増えるなどと言われていて、少しこわいイメージがありますが、

私は昔から三日月の方が苦手です。どうしてかと聞かれると困るし、何が苦手なのかと聞かれるとさらに困るのですが、なんとなくいやな感じなのです。今日おなかの調子が悪かったのも、細くて不気味な月のせいにしています。

さて、ピアノにもレッスンにも関係ないのですが、最近読んだ本&読んでいる本をご紹介します。

伊坂 幸太郎
・魔王
・重力ピエロ
・ラッシュライフ
・オーデュボンの祈り
・フィッシュストーリー
・グラスホッパー
・終末のフール

有川 浩
・阪急電車
・レインツリーの国

岩崎 夏海
・もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら

どこからどう見ても伊坂幸太郎にハマっているラインナップ…。この2ヶ月はけっこうたくさん本を読みました。あまり読むスピードが速い方ではないので、私にしては画期的な冊数です。代理レッスンに行っていたので、その道中の時間を読書にあてられたのも大きかったです。

専門書を読むのもこれくらい捗ると良いのですが…。

結婚式の奏楽

今日は、大阪西成区にある岸里教会という教会へ、結婚式のリハーサルにいってきました。
挙式でオルガン奏楽をさせて頂くことになっているのです!

この教会で結婚式の奏楽をさせていただくのは2回目です。私はピアノ専攻なのでオルガンは専門外ですが、大学時代に通っていた教会での奏楽の経験や、この教会に通っておられる声楽家さんの伴奏をさせていただいた繋がりがあって、ご依頼をいただきました。

礼拝(結婚式も含めて)での奏楽はけっこう特殊なところがあります。

例えば、献金の時の奏楽です。献金は、担当の方がかごをもって回ったり、かごを順番に回したりして集めます。その時に演奏するBGMは「全員の献金が終わると同時に曲を終了させなければならない」ので、人の動きもこまめに見ていなければならないですし、どの部分を弾いていてもスマートに曲を終了させる術も持っていなければなりません。

結婚式だと、入退場の時の曲、指輪の交換の時のBGMで、これをしなければなりません。

私はわりと几帳面で、なおかつ、ものすごく心配性な性格なので、このための準備はすさまじく念入りに行います。簡単に言えば、何パターンも何パターンも、とにかく考えられるすべての終了パターンを練習します。時には、1小節毎に終了パターンを考えたりします。気が遠くなりますよね。笑

でもやります。本番に使用するのはその何十のパターンの中のたった1つですが、それでも、やります。

もちろんそんなことをしなくても、その場その場で臨機応変に「できちゃう」人(いわゆる、アドリブのきく人)もいらっしゃると思いますが、私は性格上そういう挑み方はできないので、無駄が多いかもしれませんが それだけ時間を費やして準備します。

損な性格なのかなぁと思うこともありますが…でもこういう努力が自分自身の等身大の「プライド」を作り、保っていると思うので、やっぱり外せない大切な行程なのです。

それに、本当の意味の「プライド」は、努力とそれによる経験からしか得られないのではないかなと思っています。

自分は、自分以上でも自分以下でもありません。自分以上に見せかけようとすると「虚栄」になってしまうし、自分以下に見せようとすると「心にもない謙遜」になる。どちらも偽物の自分に過ぎません。

私は無駄に自慢するのも、無駄に謙遜するのも嫌いです。だからこそ「まだまだ」と思えば正直に「だめだ」と言うし、「がんばった」と思えたら正直に「よかった」と言います。でもそのためには、努力の積み重ねによる裏付けがいつも必要。

今日のリハーサル中に教会の副牧師さんからBGMを適当に終われることを褒めていただいたところから、色んなことを考えていました。とりとめもなく…。オチもまとめもありませんがご了承ください。(文章の終わり方は練習不足のためヘタクソです)

2011年5月30日月曜日

さよならまたね

代理レッスンも最終週となり、生徒さんからお手紙をいただいたり、保護者の方から感謝の言葉をかけていただいたりして、とても元気づけられている今日この頃です。

行き届かない点ばかりでしたが、生徒さんひとりひとりと、私なりに精一杯向き合って(向き合おうという姿勢で)レッスンできたのではないかなと思っています。

どんな時でも、どんな生徒さんに対してでも、「私の伝えたい音楽」は変わらないということに、今回改めて気付かされました。

幼かろうが大人であろうが、初心者であろうがベテランであろうが、「良い」ものは「良い」し、「ダメ」なものは「ダメ」で、「許せない」ものは「許せない」のです。もちろん段階によってそのボーダーラインは違いますが、基準自体は変わらない。

2ヶ月は、長いようで短いような、短いようで長いような、時間の感覚としてなんだかとても不思議な期間でした。でもこうして振り返ってみるとやっぱり、あっという間だったのかな。自分の音楽観を改めて考えさせていただいた貴重な時間でもありました。

みんな、やっと自分たちの先生が戻って来られて嬉しいだろうなあ。うまくつなげてあげられていると良いのですが。

生徒さんたちとは「さよなら、またね」 でお別れしています。「音楽を続けていればまたいつかどこかで会える」ような気がするので。

↓生徒さんからいただいたものです♪
お手紙
かわいいお菓子

2011年5月28日土曜日

やる気が解散

先日の伴奏の仕事を終えて、しばらくは興奮状態が続いて元気もりもりだったのですが、数日経っていま少し気が抜けている感じです。練習もゆるゆる。「やるぞ」と思ってから乗ってくるまで時間がかかったり。ぼーっとしていたり…。

ボリューム的にもプレッシャー的にも大きな舞台だったので、まぁ、少しくらい気分が緩むのも良いかなと思う反面、「これくらいで緩んでいられる身分ではないだろう」 という心の声も聞こえてくるので焦ります…。

少し時間に余裕ができたので、再来週から歌のレッスンも再開していただくことになりました。体の重心というもの、呼吸というもの、同じ音の響きというものを、歌のレッスンから学び、ピアノに生かしていきたいと思っています。(私のピアノに今必要な要素なのです)

私のいま求めている要素が「目的地」だとして、その目的地に向かって、こっちからもあっちあっちからもトンネルを掘っている、という状況。(こっち=ピアノ、あっち=声楽)

音楽には果てがありません。ずっと勉強し続けていくことの意味を感じる時、途方もない気持ちになって目がくらみそうになることも多々ありますが、やめられないのはやはり私のずっとずっと先を行く先輩方のすばらしい音楽を、たくさんたくさん、知っているからだと思います。

…そんなわけで、そろそろ解散したやる気さんたちに戻ってきていただきたいなと思っているところです。

2011年5月24日火曜日

デュオコンサート(伴奏)

先日の日記に書いていました、声楽の伴奏の本番を無事に終えることができました!応援してくださった方々、振替レッスンでご協力いただいた生徒の皆さん、ありがとうございました。

朝は緊張で午前3時半くらいに目が覚め、会場に着くまではずっとお腹が痛かったし、食欲もありませんでした。これは、かれこれ20年くらい続いている「本番の日の恒例行事」です。でも「たくさん練習して、ちゃんと舞台で弾くための準備ができた時」にしか起こりません。(私の場合)

たくさん練習した→上手く弾きたいという欲求が起こる→プレッシャーを感じる→緊張する→おなか痛い、という仕組み。

それが分かっているので、今日も恒例行事を滞りなく済ませ(?)本番も落ち着いて弾くことができました。課題や反省点はまたゆっくりと振り返り、今後の練習にしっかり生かしていきたいと思います。

コンサートは1時間くらいのボリュームでした。テナーとソプラノ、お二人の歌手のソロ曲やデュオ(二重唱)曲を組み合わせた楽しい内容でした。以下がプログラムです。(全部日本語表記します)

1.落葉松(ソプラノ ソロ)
2.霧と話した(テナー ソロ)
3.泣かせたまえ/イタリア歌曲(ソプラノ ソロ)
4.オ ソーレ ミーヨ/(テナー ソロ)
5.CAT'Sより「メモリー」(ソプラノ ソロ)
6.オペラ座の怪人より(テナー ソロ)
7.オペラ座の怪人より「オール アイ アスク オブ ユー」(デュオ)
- - - - - 休憩 - - - - -
8.オペラ トスカ1幕より 二重唱(デュオ)
9.オペラ トスカより「歌に生き、恋に生き」(ソプラノ ソロ)
10.オペラ トスカより「星は光りぬ」(テナー ソロ)
11.オペラ 椿姫より「乾杯の歌」(デュオ)

お疲れさまでした。(自分で自分に…)

2011年5月19日木曜日

振替レッスン

来週5月24日は、伴奏のお仕事があります。あこがれの歌手さんと一緒に舞台に立たせていただく本番です。

この「あこがれの歌手さん」というのは、中田元子先生(小1〜高3まで師事した先生。数々の舞台を経験させて下さって、私の音楽人生の礎を築いてくださった先生)を紹介してくださった同門の先輩でもあり、スヴェトラ・プロティッチ先生(私の幼い頃からの憧れのピアニストであり、大学時代〜現在に至るまでの師匠)の日本での最初の友人にあたる方でもあります。

去年から伴奏で一緒にお勉強させて頂いているのですが、私にとっては雲の上の存在だったので、身に余る光栄というか、恐れながらというか、とにかくすごく有り難いことなのです。

私は、先生・指導者ではありますが、教えるだけでなく、やはり1人のプレイヤーとして歩んでいる(ingの) 人でありたいなぁと願っています。自分がちゃんとお手本を弾いて聴かせられる先生でいたい(プロティッチ先生のように…素晴しいお手本とはいかないですが)と思います。ですので、演奏活動にも積極的に取り組んでいます。

ただ、本来レッスン日の火曜日が本番になってしまい、この日の生徒さんたちには別の日に振替レッスンをお願いするなど、無理を聞いていただく形になってしまいました。

今日、振替レッスンで来てくれた生徒さんが「え?つぎの火曜日は?(私:次の火曜日はレッスンできないからね、今日がその代わりなんだよ)えぇーー!そんな…せんせいに会えないの…つらい…。」と言ってくれて…

レッスンを楽しみにしてくれているのに、そんな気持ちにさせて、申し訳なく思いました。いつもの曜日、いつもの時間に、いつもの生徒さんに会えないのは、私自身も寂しい。当たり前かもしれませんが、そのことにも改めて気付かせてもらった気がします。

2011年5月16日月曜日

ピアノのメンテナンス

5月のわりには雨がよく降り空気が湿気ています。来月にはいよいよ梅雨もやってきますし、あまり心地よくない季節になりますね。

ピアノ所有のみなさん、調律はちゃんと行っておられますか?

ピアノは木でできた大変デリケートな楽器です。日本は特に季節の移り変わりで湿度・気温ともに変化が激しいので、木の収縮による影響を大きく受けてしまいます。

音が狂ったり、鍵盤の動きが悪くなったりしたまま練習をしていると、音感やテクニックに悪い影響を及ぼすことがあります。

成長著しいお子さんの場合はなおさら気を遣っていただきたいところです。

少なくとも1年〜1年半に1回は調律を行ってください。「鍵盤が軋む」「ペダルを踏むと異音がする」などといったメカニック的な不調がある場合は、必ずそれもあわせて調律師さんにお伝えしてください。アドバイスをしてくださったり、調整をしてくださったり、色々と力になってくださるはずです。

もしも調律の技術に疑問を感じるような時には、楽器店や調律センター所属の調律師さんであれば事務局へ相談するとうまく取り計らって頂けますので、率直に感想をお伝えしてみてください。

昔は個人営業の調律師さんもたくさん居られたようですが、最近は楽器店などに所属しておられることがほとんどです。(調律師さん曰く「よっぽどの一流の人(大ピアニストの調律で世界を回っているとか)でないと、個人営業では食べていけない」のだそうな…)

でもそのぶん、一つの窓口(団体)からたくさんの調律師さんに出会えるということでもあります。大切な楽器を安心して調律師さんにお任せできると、こちらの気持ちも全然違いますよね。

2011年5月15日日曜日

新しい生徒さん

先週から2名の新しい生徒さんがレッスンを始められました。以前から予約をいただいていたので待ち遠しいなぁと思っていましたが、いよいよレッスンが始まって更にワクワクしています。

どの生徒さんも、体験レッスンの時の方がのびのびしておられます。やはり1回目のレッスンは「やらねば」という気持ちや「はじまる」という緊張感があるのでしょうね。

ピアノを始められる生徒さんにとって、「ピアノを弾くことに慣れる、音符に慣れる、レッスンというものに慣れる、先生との関係性を築く」という要素が満たされていくことは、ピアノが楽しい!と思える気持ちと比例しているような気がします。

すこしでも早く音楽の魅力やピアノの楽しさを感じてもらえるように、1回1回大切に、また長期的な視野をもって、レッスンを重ねていきたいと思います。

2011年5月10日火曜日

代理レッスンものこり…

ごーるでんうぃーく中は、伴奏合わせがあったり、久々にお買い物に出かけたり、英会話教室の初めてのレッスンがあったり(先週から通い始めました。プロティッチ先生ともっと満足に会話出来るように…)、母の母校のOB弦楽団の演奏会に行ったり、いろんな予定がありました。

4月から行かせていただいている他教室の産休代理レッスンもあっという間にのこり1ヶ月となり、 早いものだなぁと驚くばかり…。

他教室でのレッスンは当然こちらの教室とはカリキュラムの異なる部分もあり、 また、他の先生の指導しておられる合間(2ヶ月)を縫って教えなければならないという難しさもあり、正直なところ色々と悩んだり苦労したりしています。でも、そのぶん勉強になることばかりです。

今まで用いていなかった教材やレッスン方法を知る機会にもなり、当教室のレッスンで取り入れたものもあります。新しいものに出会うことで自分自身の指導の幅を広げられているという実感も得られ、ありがたいなと思っています。

2011年5月2日月曜日

ごーるでんうぃーく

みなさまいかがお過ごしでしょうか?
レッスンは、今週木曜日までお休みを頂いています♪

4月に入ってばたばたと忙しく、昨日はまるまる1ヶ月ぶりの完全オフ日でした。午前中に3時間だけ練習して、午後から久しぶりに母と買い物に出かけました。こういう時間はやっぱり楽しいです。また頑張ろう!という元気がわいてきます。

…ですが、気分が開放され肉体的にも精神的にもの〜んびりとしたところで、なんと、まさかの風邪を引いてしまいました。(ショックです。)

明日は大事な伴奏合わせのお仕事もあるし、お休み明けのレッスンまで長引いても困るし、、、すぐさま耳鼻科へ行ってきました。

 「あー、この喉は…、切れるように痛いでしょう。分かりやすいですね。はい、風邪です。」と、先生。とほほ。しかしながら、吸入の治療とお薬でもう痛みはほとんどなくなりました。お薬の力というのはすごいです(恐いくらいに)。もう安心です。

黄砂が大量に飛んでいるようなので、喉がやられたのはその影響もあるかもしれません。昨日は帰宅後にうがいをするのをうっかり忘れてしまったのです。喉が痛くなってから大後悔しました。

私が言うのもなんですが、みなさまも体調には気をつけて、連休後半も楽しくお過ごしくださいね。

2011年4月21日木曜日

教材について

導入用の教材は、数えきれないくらいたくさんの種類があります。

私自身はメトドローズやバイエルで育った世代です。当時は、他の教材を使っている人を見つけるのが難しくらいよく使われていた教材ですが、今ではだいぶ割合が分散している気がします。

初めて指導用の教材を探しに楽器店へ行った時は、その種類の多さにビックリしました。悩みすぎて2時間くらい棚の前で立ち尽くしていた記憶が…。

ピアノを始める時点での理解力、手の大きさ、指の強さなどは、本当に生徒さん1人1人まったくといって良いほど違います。興味の高まる時期も違いますし、伸びる時期(技術・精神面ともに)も違います。

ですので、同じ学年でも使う教材が違ったり、違う学年でも同じ教材だったり、いろんなケースがあります。(どちらが良い悪いというものではありません)

現在、当教室で使用している導入用教材は、
「ピアノひけるよ!ジュニア」
「ぴあのどりーむ」
「ドレミランド」
「バスティン ベーシックス」
「バーナム ピアノテクニック」(上記教則本と併用)
などです。

教材を進めていくうちに「補強が必要だな」と感じれば、1部分だけ他教材からコピーして勉強することもあります。生徒さんによってあらゆるパターンを考えながらレッスンできるよう、教材研究を進めていきたいと思います。

2011年4月12日火曜日

「がんばる」こと

「教える」というお仕事をさせて頂いていて思うのは、「がんばる」って大切なことだな、ということです。

私の個人的な感覚ではあるのですが、一時期、がんばるなんてダサイとか、別にがんばらなくてもいいよオンリーワンなんだから(ゆとり教育の頃)という風潮が、やたらと強くあったように思うんです。
 
でもその結果、いったい何を大切にして、何を基準に生きていけばいいのか分からない、自分の存在に自信がなく、いつも不安な若者たちが、たくさん生まれてしまったように思います。(と、偉そうに語りながら、私も先輩方から見れば「頼りない最近の20代」とかいう括りに入ってしまうような者ですが…)

「何もがんばったことないし」「何やっても続かないし」と、せっかく自分が今まで歩いてきた人生を、きらきらと語ることができない人。
 「じぶんはもっとできるハズなんだ」と高い理想を掲げながらも、がんばることができずに苦しんでいる人。

今まで出会ってきた中で、こういうひとたち(もちろん、生徒さんのことではないですよ)をたくさん見た気がします。

私は、がんばるって素敵なことだと思っています。

なぜかと言うと、がんばれば必ず「良いこと」があります。「良いこと」は目に見える結果(表彰状だったりトロフィーだったり) の時もあれば、静かに自分の心の中に蓄積されていくだけの、目に見えないものの時もあります(その方が多いです)。

何年も何年も見えなかったのに、突然目に見えるかたちとなって現れる時もありますが、それは「がんばる」ことを続けていた人だけが知ることのできる喜びです。

対象は何だって良いと思います。私はピアノを教えていますので、できればピアノを通して、音楽を通して、そういった体験をして欲しいと思いながら生徒さんと日々向き合っていますが、例えばお勉強でも、ダンスでも、運動でも、地域のボランティアでも、好きなものなら何でも良い。

ただ大切なのは、「続ける」ことと「何らかの犠牲を払うことへの忍耐」を持つことじゃないかなと思います。でも子どもが自力でこのような壁を乗り越えるのは難しいですので、周りの大人のサポートが必要です。

国の教育方針もコロコロ変わり、経済も不安定で物の価値観が簡単に変わってしまうような今の社会で、頼れるものは、自分の心を支えてくれる実績(がんばり)をどれだけ蓄えてこられたか…なのではないかなと感じています。

それがあれば、自分の知らない世界へ踏み出す勇気や、未来の自分に対する希望も、生まれてきます。「結果は分からないけど、精一杯がんばろう。がんばれる。」と自分を信頼してあげられることは、人生の大きな支えになります。私は、そう思います。

2011年4月4日月曜日

声楽発表会♪(伴奏)

昨日、うたの教室IZUMIさん(教室blog→ http://izumi-kana.sblo.jp )の声楽発表会で伴奏をさせて頂きました♪♪

大阪のJR吹田駅直結のビルの中にある、創造活動室のような会場でした。こじんまりしていたおかげで、生徒さん同士が励まし合い、お互いの演奏を聴きながら勉強し合えるような、とてもアットホームで良い雰囲気の発表会になりました。

「うたの教室IZUMI」HPより写真をお借りしました♪

本番は、みなさんとても素敵な演奏でした。きっと声楽の専門的なところ(発声など)では課題が残るのだと思いますが、伴奏合わせやリハーサルの時には無かったような反応(音楽に対する反応)をそれぞれが舞台の上で見せてくださって、伴奏を弾きながら感激しました。

私自身も、昨日は、次に繋がる良い演奏ができたと感じています。
じつは最近、自分自身のピアノに大きな課題があるのを感じていて、練習しても練習してもなかなか自分を信じてあげられず、気弱になっていました。

でも昨日は、(すごく感覚的なことなのでうまく説明するのが難しいのですが)「このまま頑張れば今より前に進めるかもしれない!」という、希望が持てるような演奏ができたんじゃないかなと思っています。

昨日は6名の生徒さんと、講師の先生の伴奏をさせて頂きました。
全部で15曲。(後から数えてみてビックリ)
すごく勉強になる機会をいただいて、感謝しています。

またこれからも前向きに頑張っていけそうです。
ありがとうございました!

2011年3月28日月曜日

出張レッスンへ

4月〜5月の2ヶ月間、週3回、他のピアノ教室へ出張レッスンへ行くことになりました。産休に入られる先生の代わりを務めさせていただくことになったのです。

先生の大切な生徒さん方を2ヶ月のあいだ私がお預かりするわけですから、とても緊張しています。お一人お一人と丁寧に向き合いレッスンすることで、良い「橋渡し役」になることができれば嬉しいです。

同時に、 私自身まだまだ勉強しなければならないことがたくさんある中で、このような貴重な機会をいただいたことに本当に感謝しています。先生としてひとまわりもふたまわりも成長してこの2ヶ月を終えることができるよう、謙虚に、まじめに、頑張ろうと思います。

4月〜5月はこのようになります。
♪自宅レッスン → 火・木/土日(不定期)
♪出張レッスン → 月・水・金

新入会の方や、振替などで月・水・金曜日を希望される方には、この2か月だけは少しご無理をお願いすることもあるかと思います(すでにお願いしたケースもあり、申し訳ありませんでした)が、ご理解とご協力をいただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

2011年3月21日月曜日

最近のお勉強

4月と5月に、伴奏でわりとボリュームの大きい本番に出演させていただくことになっているので、今はたくさんの曲をお勉強しています。どちらも声楽の伴奏です。

オペラのアリアや、ある場面の二重唱、イタリア歌曲、ドイツリート、日本歌曲、ミュージカルの曲もあります。作曲家も時代もスタイルも多種多様です。時代が違えば音楽のスタイルも変わりますし、作曲家が違えば求められる音も変わってきます。

そういったことを細かく考えながら、全部同じになってしまわないように、一音一音きちんと弾き分けて演奏しなくてはなりません。難しいです。

悩みながら弾いていると、ちっとも先に進まないうちに数時間経ってしまうこともしばしばです。練習のときもいつも先生に「こうよ」と教えていただけると効率も良いし楽で良いのに…という願望は叶いませんけれど…。

しかしながら、ひとりで「ああでもないこうでもない」と悩む過程は、自分の音楽を成長させ、一音一音を自分のものにするために、なくてはならない時間であったりもします。

もうすぐ伴奏合わせの日が来るのですが、楽しみなような、緊張なような、不安なような。いくつになっても毎回同じようなドキドキに襲われます。そんな不安定な気持ちを支えてくれるのは日頃の練習以外のなにものでも無いのですが、それもやっぱり、いくつになっても変わりません。

2011年3月13日日曜日

東日本大地震

東日本大地震を知ったのはプロティッチ先生のレッスンの最中でした。大阪も揺れたようですが、私たちは全然気付きませんでした。アメリカにおられる先生の息子さんからの安否確認の電話で初めて知り、驚いてTVをつけてみると…あの津波の映像でした。

あまりのショックでテレビに数十分ほど釘付けでしたが、なんとか気を取り直してレッスンを再開しました。(先生がアメリカに行ってしまわれる前の、これが最後のレッスンだったので…)

帰りに駅前で配られていた号外、twitterでの情報などを見ながら家に帰りました。その時点でもう十分大きなショックでしたが、TVを見てさらに恐ろしくなりました…。

私は関東・東北には親戚や知人が居ないので、連絡が取れずに不安な思いをするということはなかったのですが…知り合いにそのような方がおられ、その心中を思うととても心が痛いです。

今できることは、まずは募金かなと思っています。赤十字の募金、yahooなどインターネットからできる募金、日頃使っているポイントカードの蓄積ポイントを募金として換金できるものなど、いろいろあります。色んな企業や団体の募っているものもあります。(街頭での詐欺募金が既に発生しているようなので、気をつけたいところ)

個人的に物資を送ったりするのは受け取り側の負担が増すだけのようなので、控えた方が良いようです(今現在輸送経路も遮断されていますし、運送業者も東北への荷物は預かりを中止しています)。献血については、血液は日持ちのしないものなので、今あるストックがなくなってから(赤十字から不足の呼びかけがあってから)の方が助かるとのこと。

被害の違いはありますが、阪神淡路大震災の経験者としてはリアルにあの時の恐怖が蘇ってくるところもあり、精神的に辛いものがあります。恐がりな性分なのもあって、昨日一昨日とほとんど寝られていません…。

でも被災していない私たちは、いつも通り元気に生活し、しっかりとお仕事をして、買うものは買い、経済を回して、社会を支えなければなりません。そうでないと、被災地・被災者を、ダメージを受けている日本を、支援できません。

救助の手を待つ方々に一刻も早くその手が差し伸べられますように。そして1人でも多くの方の命が救われますように。祈ることもまた、今できることの1つです。本当に、心から、お祈りしています。

2011年3月4日金曜日

応募用テープの録音

今年チャレンジしようと思っているオーディションやコンクールの1次がテープ審査のところが多くて、どこでどうやって録音しようかと悩んでいます。

自宅での録音可と書いてある場合は、ICレコーダーで普通に録音しても良いのかもしれませんが…。

パソコンがMacなので、手持ちのICレコーダー(編集ソフトはwindowsのみ対応のもの)で録音すると編集ができず、録音ボタンをオンオフする際の「ボサッ」という音がカットできないという問題点があったり…

異音は多めに見てもらうとしても、自宅で録音している最中にインターホンが鳴ったり廃品回収の車が通ったりしたら(しかもその時の演奏が良い出来だったりしたら)泣くに泣けないなという不安もあったり…

どこかスタジオを借りて、MDで録音するのが一番良いような気もします。編集も簡単にできますし。

ただ、それならそれで、学生時代から愛用していた録再MDが数年前に天に召されてしまっているので、新しいのを探さなくては…。そして果たして今の時代に録再MDというものがまだ存在しているのかという疑問…。

なかなか道のりは遠そう。
色んな演奏家さんの録音事情を聞いてみたいところです。

2011年3月2日水曜日

生徒募集

今日は近所のある地区に生徒募集チラシをポスティングさせて頂きました。自分の足でてくてくと歩きながらでしたので、けっこう大変な作業でした。途中で雨に遭ったりもして…。

早速お問合せのお電話をいただき、大変感謝です。ありがとうございます。


お問合せの際、よく「○曜日の△時は空いていますか」とご質問を受けます。

今現在おられる生徒さんのために確保している日時以外には、演奏の予定、伴奏のお仕事の予定、楽器店関連のお仕事の予定等、不定期ではありますが、早いものだと半年先くらいまで既に決まっている予定もあります。

お問合せの方には「基本的にはOKですが、それらの予定が重なってしまう場合には、ご相談して変更をお願いすることもあるかと思います」とお答えしています。

ですが、もしご入会して頂けることになった場合には、当然のことながら、以降の予定はレッスンを優先させて組んでいきます「あなたがご希望されている日時は、私の都合で変更をお願いする日時ですので了解しておいてくださいね」という意味ではありません。

お電話でお問合せの際にもなるべく的確に上記のようにご説明しようと思ってはいるのですが、お会いしたことも無く、お顔も見えない状態での初めての会話ですので、なかなか意図したようにお伝え出来ないこともあります。

長くなってしまいましたが、このblogを初めて見てくださった方にとっても良いご説明の機会になるかと思い、補足の意味もこめて書かせていただきました。

その他、教室やレッスンについてのご質問がありましたら、どうぞお気軽にお問合せください。お電話、ホームページのお問合せフォーム、どちらからでも結構です。お待ちしております♪

もう3月!

あっと言う間に2月が終わってしまって驚いています。

プロティッチ先生が1月の終わりに帰ってこられてから、2週間に1度のペースでレッスンに通っています。昨日もレッスンでした。

昨日は先生に言われることがあまりにも出来なくて、久々にウルウルしてしまいました。とにかく悔しくて…でも歯を食いしばって耐えて弾きました…。今日になって「頑張ろう!」と気を取りなおし、朝から練習。夕方からは生徒さんたちのレッスンでした。

すると、なんとその中に、昨日の私と同じように悔し泣きを堪えて頑張る生徒さんが…。「こんなに頑張っているのだからなんとか一歩先に進めてあげなくては」と、私の方もとにかく必死…。レッスンが終わる頃には笑顔も戻り、前向きな気持ちになってくれたので良かったです。

昨日のプロティッチ先生の気持ちもよーく分かりました。

「なんとかしてやりたい」という先生の想いと、「なんとかしたい」という生徒の想いがあるからこそ、悔しさや涙は起こるのですね。当たり前のことですが、あらためて…。先生は別に怒っているわけでも呆れているわけでもなく、ただ「なんとかしてやりたい」だけなのです。

生徒さんと向き合う中で、先生として多くのことを学ばせていただいているのと同時に、生徒として先生に改めて感謝する機会を与えられているのは、本当に貴重な体験だと思います。


今月は、レッスン、伴奏のレッスン、コンサートのための伴奏合わせ、などなど、とってもバタバタ忙しいです。お勉強しなければならない曲も山ほどあって気が遠くなりそうですが、もうとにかく必死に頑張りたいと思います。

やはり「一人のピアニストとして自分の音楽を磨き続けている」という基盤があって、なおかつ「生徒さんに指導したり素敵な音楽を伝えられる先生」でありたいと願います。

今月から1名、来月から1名、生徒さんが新たに仲間入りしてくださることになっています。体験の生徒さんともご縁があると嬉しいです

2011年2月17日木曜日

選曲・・・♪

そろそろ発表会にむけて選曲を始めています。

今週から譜読みに取りかかっている生徒さんもいますが、テキストをもうすこし進めてから発表会の曲に取りかかりたいという場合はまだもう少し先の予定です。


発表会の曲は「その子の今の実力より少し頑張って背伸びする(でもちゃんと手が届く)曲」という基準で選んでいます。譜読みし始める時には「え、弾けるのかな?!」と心配になるかもしれませんが、大丈夫、きっと手が届きます。

同じ学年でも習い始めた時期によって進度に差があります。
習いたての小さなお子さんはめまぐるしく成長しますので、なおさらその差が大きく感じられるかもしれません。

…ただ、そういう差は年々縮まります(同じくらい努力し成長するとして

ですので、「同じ学年の子たちの選曲レベルを合わせる」ということは、私は最重要事項とは捉えていません。

発表会はみんながそれぞれに「今できる最大のジャンプ」をする場所であり、大事なのは「誰が一番難しい曲を弾いたか」ではなく「それぞれに最大のジャンプができたかどうか」です。

もちろん、最大のジャンプをする為には準備が必要です。文字通りジャンプで例えれば、筋トレや体力作り、技を磨くこと、大ジャンプする勇気…などですが、ピアノも同じです。

保護者の方々には、そのような過程を大切に捉え、支え見守って頂けると有難いなと思っています。

基本的には「楽しみながらじっくり取り組むレッスン」を行っていますが、時には大急ぎ、時には厳しく…、大ジャンプの前にはそんなことも必要です。笑ったり泣いたりしながら一緒に頑張っていきたいと思っています。

2011年2月14日月曜日

雪ー!②

今年はよく雪が降ります。

今日もたまたま出かける用があって外に出たのですが、雪にテンションが上がりきってしまって、全然寒いと感じませんでした(笑) 厚着しすぎていたのもあるかもしれませんが…不思議でした。

てくてく歩いてふと振り返ってみると、なんと自分のあしあとがくっきりついているではありませんかー!うれしくなって思わず写真をパシャリ。

こんな日は悪いこと出来ないですね。あしあとですぐにバレてしまいます^^

2011年2月11日金曜日

プロティッチ先生レッスン(11.2/11)

今日も気付けば4時間半くらいに渡って(!)レッスンして頂きました。

先生のレッスンを受けて、先生の音楽に触れさせて頂くたび、音楽ってなんて美しいんだろう、なんて素敵なんだろうと思います。そして己の足りなさ加減に落ち込むのですが(笑)、たとえ1ミリでも先生に近づけるようにがんばらなくては!とまた新たな希望がわいてくるので、不思議です。

実は今日は、昨年から伴奏させて頂いている歌い手さんが「聴講したい」と仰ってくださったので、ご一緒に行っていました。(素晴らしい歌い手さんで憧れの方です)レッスンを他の人に聴かれるというのは、なんだかソワソワしました。

でもいざレッスンが始まると、集中して飛ぶように時間が過ぎ去り…気付けばノンストップで15時半。(11時に行きました)先生はいつも時間が許す限りすべての曲を細部までみっちり見てくださるので、本当にありがたいです。

今日は、バッハとハイドンとフランクを持っていきました。

一番嬉しかったのは、一昨年末に勉強し始めたフランクを先生がとても褒めてくださったことです。実はフランクは、昨年(先生がアメリカに居られる間)ひとりで練習しているうちによく分からなくなって諦めてしまい、お蔵入りさせていたのです。

「このまま進みなさい」「もっと深めて練習し続けて自分のものにしなさい」
「舞台でこの曲を弾きなさい」

諦めかけていたフランクを先生にそう言ってもらえて本当に嬉しかったです。「もう一度チャレンジしなさい」と言われてからこの2週間、必死の思いで練習した甲斐がありました。それに、方向を見失い迷走していた日々を思うと「このまま進みなさい」という言葉の意味はとても大きい。。。

しばらくこの言葉が自分自身の生きる糧になりそうです。感激(涙)

次回のレッスンは約2週間後。先生がアメリカに完全撤退されるまであと1ヶ月半。アメリカへはそう度々行けませんから、今のうちにできる限り先生の元へ通い詰めておかなくちゃ…。というわけで、猛練習の日々は続きます。

雪ー!

今日はプロティッチ先生のレッスンにいってきます!

昨夜「明日は雪だから延期してもいいよ」と(←英語で)優しいメールを頂いたのですが、「いきます!!」答えたのでした。

電車、遅れてないと良いのですが…。
予定より小1時間ほど早く出発。頑張っていってきまーす!

2011年2月8日火曜日

にじいろのおと

このblogのタイトル「にじいろのおと」ですが、「虹色の音」と「虹色ノート」を掛けてるんですが、ご存知ですか?(今さら)

虹のようにいろんな色の音を奏でたい!という想いと、日々の出来事がいろんな色に輝いてノート(blog)に綴れるように!という願いをこめたのですが・・・

後から落ち着いて見てみると、込めようとした意味のアピール力に欠けているような気がしてなりません。思いついた当初は自分の中でものすごく「ナイスアイデア」だったのに(笑)難しいものですね。コピーライターさんはほんと、すごいです。

何年も使っているうちに深みが出てくるかもしれないので(?)とりあえず使い続けてみようと思っています。

2011年2月7日月曜日

とっておき

今年になって2名の新しい生徒さんが入会してくださいました。
一緒に音楽の道を歩み、その素晴らしさを分かち合える仲間が増えて、とても嬉しいです。ありがとうございます。一緒に頑張りましょうね。

レッスンをしていていつも不思議に感じるのは、どの生徒さんに対しても「この子を、うちの教室の他の誰よりも上手にしてあげたい。そのために、私の持てる技術と知識の中でとびきりの上質なものを、とっておきの秘訣を、教えてあげよう!」と思うことです。

ですが、どの生徒さんに対しても「誰よりも」と思っているのですから、矛盾も甚だしいのです。たぶん、他の誰かが同じ事を言っていたら「なにキレイ事言ってるのさ。つじつまが合わないじゃない」くらい思ってるんじゃないかなぁ…。感情論だけではなく、そういう「理屈」も一応分かっているつもりなのですが…

それなのに、やっぱりいつもいつも大真面目にそう思っているので、自分でも不思議だなと思います。

全員に「とっておきよ」と思って教えていたけど、結果的にはみんな同じだったなんてこともあるのかもしれませんが、まぁそれはそれで良いのです。だってみんな「とっておき」なんだもの。

どの生徒さんも1人1人が特別な存在だということを、このような出来事から改めて自分自身が感じさせてもらっています。感謝なことだとつくづく思う今日この頃です。

2011年2月6日日曜日

今日はバッハ

最近お勉強している曲は、バッハのフランス組曲 3番と、ハイドンのソナタと、セザール・フランクの「前奏曲とコラールとフーガ」です。

フランクは、実は1年半ほど前から勉強をし始めたのですが、昨年の春に先生がアメリカへ一時旅立ってしまったのをきっかけにお蔵入りになっていました。(一人で弾いていると方向性が分からなくなって)

先日久々に先生のレッスンに行った時に「フランクはどうしたの?もう1回チャレンジしなさい。」と言われてしまい、再び練習をし始めました。(^^;)

そんなわけで次回のレッスンに持っていく曲が増えてすこし焦っています。

一昨日はせっかく6時間半くらい確保できた1日の練習時間のほとんどをフランクに費やしてしまったので、今日はバッハに時間をかけて練習しました。

バッハを片手ずつ、一声部ずつ、フレーズずつ、細かく分解して練習していると、難しいパズルが解けていくような気分になります。楽譜も、複雑でなんとなく黒っぽく見えていたものが、単純化して余白が多くなったかのように見えてきます。

「理解できてくる」「見えてくる」「聞こえてくる」瞬間というのかな…パァッ霧が晴れるような…。説明が難しいのですが、“そういう瞬間”がなんだかたまらなく好きです。

バッハって、やっぱり良いなぁ。

2011年2月1日火曜日

感染症に気をつけて…

生徒さんの学校で学級閉鎖が起こったそうです!
なんとなく他人事のように思っていましたが、実はとても身近な話なんだと思い知らされました。

生徒さんにはレッスン前に除菌効果のあるウェットティッシュで手を拭いてもらっていますし、私も、鍵盤も、なるべく生徒さん毎に拭くようにしています。「おうちに帰ったら手荒いとウガイをしっかりしておいてね」とご本人にお伝えしてますが、子どもさんの場合はどうかご家庭でも徹底してあげてくださいね。

「もらわない、かからない、うつさない」
の3ない運動で、なんとかインフルエンザに罹らずこの冬を乗り切りたいものです…。
みんなで気をつけましょうね。

2011年1月25日火曜日

「その時!」

年が明けて、体験レッスンのお問い合せをちらほら頂戴しております。数あるピアノ教室の中から当教室に関心をお持ち下さったこと、わざわざ足を運んでみようとお思いくださったことに、心から感謝いたしております。

ご縁のある・ないどちらにしても、その方がピアノに興味を持ち音楽に出会っていかれる為の何らかのお手伝いをさせて頂けたとしたら(きっかけになれたとしたら)とても嬉しいことだと思っています。

もちろん、ご一緒に音楽の道を歩いていけることになれば、もっともっと嬉しいです。


よく「なるべく早く習い始めるとしたらいつ頃が良いでしょうか?」とご質問を頂いて「早く始められるならそれに越したことはないと思います」とお答えします。

確かに早く始めれば音感が早くつきますし、早くに多くの音を覚え指を動かすことにも慣れ、色んな曲が弾けるようになり、結果、早くじょうずになる可能性があります。(練習しなければ…)

ですが人間ですので色んなケースがあって、たとえば、まだ幼くてもしっかりしていて一人でなんでもできる子もいれば、なかなかお母さんから離れられない子もいます。胆の据わっている子もいれば、なかなか踏ん張りのきかない子もいます。

幼くても順調にレッスンできるケース、幼くてレッスンに適応するのにものすごく苦労したけれどそのぶん大きく成長して結果的に良かったというようなケース、体験に来られてみたものの成長をもう少し待とうと決断するケース…などなど…

正直に申し上げると、「その時」「その人にとって」「なにが良いのか」なんて、実際の所、やってみないことには誰にもわからないという気がしています。

だからこそ、その時その時に「最良である」と選択した道を「最善の結果」に繋げられるよう「最大の努力」をしなければなりません。(それって、子どもさんの習い事だけでなく大人の人生においても同じであるのかもしれません)

前述の「早く始められるなら…云々」というのは「今がその時だと選択することができるなら」と言い換えても良いのかもしれません。

だとしたら、「今がその時だ!えいや!」と私の元に来てくださる生徒さんたちに対する私の使命は、その選択の結果起こるさまざまな出来事(良いことも悪いことも全て含めて)を、最善の結果へと導いて行くこと、生徒さんと一緒になって最大の努力をしていくこと、ということだなぁ・・・などなどと、あらためて考えている今日この頃です。

(なんだか理屈っぽい日記になってごめんなさい)

2011年1月22日土曜日

良き知らせ

昨日、携帯に電話がかかってきました。慌てて携帯の元へ走って行きましたが間に合わず、着歴画面を見てみると、なんとプロティッチ先生のお名前が…!

アメリカから戻られて、まさか先生の方からお電話をいただけるとは思ってもいなかった(今までに何度も番号をお伝えしているのですが、毎回「携帯の番号教えて」と仰るので、きっと今回も覚えてくださっていないだろうと思っていた。笑)ので、ビックリしました。

折り返しお電話をして先生のお声を久しぶりに聞いた時には、嬉しすぎて思わず日本語で「あーっ!せんせーっ!!」と叫んでしまいました(^_^;)


先生は今回の帰国で、日本のおうちを整理して、息子さん一家の住んで居られるアメリカへ引き上げてしまわれるのです。昨年4月から9ヶ月間のアメリカ滞在は、むこうでの永住権を取得するためのものでした。

今後、先生にレッスンを受けるためには渡米しなければなりません。テキサスへ…。テキサスって…。砂漠とサボテンとカウボーイのイメージしかないですけど…。それと、テキサスバーガーくらいかな…。(でも母国のブルガリアへ帰られるのではなくて本当に良かったと思います。言葉も分からないし、なにしろ遠いし、先生に会いに行くのもアメリカよりはずっとずっと大変だった事でしょう。)


プロティッチ先生は私にとって、子どものころからの憧れのピアニストであり、尊敬する師匠であり、大好きな先生であり、本当に大切な存在です。先生に出会わなければ、私の人生はきっとぜんぜん豊かではなかっただろうと思っています。

最初に先生のレッスンに行ったのが9歳。大学でお世話になった5年間。そして卒業して6年経ち、私はもうすぐ28歳ですが、未だに先生に「あなたはずっと変わらないわね。子どもみたい。」と笑われてしまいます。まぁ、先生の前ではいつまでも未熟な弟子であるというのは事実なのですが、なんとなく、こういう関係性ってずっと変わらない気がします。


さて、お話がすこし脱線してしまいましたが…
来週さっそく先生に会いに(レッスンしてもらいに)行くことになりました。「9ヶ月間なにを勉強してたの。殺すわよ。」と言われそうな気がするので頑張ります。(←本当にkill youって仰るんですよ。汗)

2011年1月14日金曜日

初レッスン

今週は、新年1回目のレッスンでした。
学校などでは、インフルエンザやノロなどが流行っているようですが、みなさん元気なお顔を見せてくれたので嬉しかったです。その中で、体験レッスンの生徒さんがきて下さったり、色々と、新たな道のりへの予感を感じる1月の前半だったような気がします。


私自身の出来事といえば、先月頃から声楽を習いに行っています。声楽の方の伴奏をさせて頂いている中で、以前からピアノを弾くときの体の使い方と通じるところがあるなぁと感じていました。

もちろんピアノの練習は今まで通り必要なのですが、プラスα、違った側面からアプローチしてみることは自分の演奏の幅を広げる良い勉強になると思い、ある声楽の先生にレッスンをお願いしたのでした。

本当に、色んなことを知れば知るほど、まだまだ未熟であり、勉強しなければいけないことばかりだと思い知らされます。

このあいだ、ちいさな生徒さんに「なんでせんせいもれんしゅうするの?」と聞かれました。「せんせいももっともっとじょうずになりたいからよ」と答えたのですが、本当にその通りなんですよね。音楽に終わりはありません。だからこそ一生付き合っていけるんだなと思います。

2011年1月3日月曜日

新年!

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします♪♪

寒い年末年始です。この辺りでは珍しく元旦から雪が積もりました。

お正月のおせち料理はほとんど購入したのですが(笑)お煮染めだけ作りました。お雑煮、数の子、黒豆、ごまめ、などなど、お正月ならではのお料理は特別な気分になって嬉しいです。

今年も元気いっぱい頑張れそう!