2011年3月21日月曜日

最近のお勉強

4月と5月に、伴奏でわりとボリュームの大きい本番に出演させていただくことになっているので、今はたくさんの曲をお勉強しています。どちらも声楽の伴奏です。

オペラのアリアや、ある場面の二重唱、イタリア歌曲、ドイツリート、日本歌曲、ミュージカルの曲もあります。作曲家も時代もスタイルも多種多様です。時代が違えば音楽のスタイルも変わりますし、作曲家が違えば求められる音も変わってきます。

そういったことを細かく考えながら、全部同じになってしまわないように、一音一音きちんと弾き分けて演奏しなくてはなりません。難しいです。

悩みながら弾いていると、ちっとも先に進まないうちに数時間経ってしまうこともしばしばです。練習のときもいつも先生に「こうよ」と教えていただけると効率も良いし楽で良いのに…という願望は叶いませんけれど…。

しかしながら、ひとりで「ああでもないこうでもない」と悩む過程は、自分の音楽を成長させ、一音一音を自分のものにするために、なくてはならない時間であったりもします。

もうすぐ伴奏合わせの日が来るのですが、楽しみなような、緊張なような、不安なような。いくつになっても毎回同じようなドキドキに襲われます。そんな不安定な気持ちを支えてくれるのは日頃の練習以外のなにものでも無いのですが、それもやっぱり、いくつになっても変わりません。

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