2012年11月29日木曜日

11月も終わり…

前回の更新からすっかり時間があいてしまいました。(ごめんなさい!)

11月は慌ただしい毎日で、振り返ってみればお休みが2日しかありませんでした。本番が3つあったのも大きかったですし、教室の方では、クリスマス会(12月)の準備、PTNA PIANO STEP(12月)に参加される生徒さんたちの準備などなど、内容が盛りだくさん。とても実り多い日々でもありました。

しかし、いちばん大変だったのは、9月末から引いていた風邪が2ヶ月以上ものあいだ完治しなかったこと。しかも、やっと治ったと思った頃にまた新たに風邪を引いてしまい、結局3ヶ月近く風邪と付き合うことになってしまったのでした。人生初の経験でした…。

おかげさまで今はもう完全に元気になりました。もうこんな風邪をひかないように、体力づくりに運動を始めようかなと思っているところです。

生徒さんにも体調を崩されている方が多いです。風邪や胃腸炎など症状は様々ですが、これからもっと寒くなりますので、インフルエンザも含めてますますの予防対策が必要ですね。

レッスン前に除菌のウェットティッシュで手を拭かせる、1人毎に鍵盤を除菌する、咳がでる場合はマスク着用を勧めるなど、レッスンの中でも気をつけていきたいと思います。

レッスン前(ご自宅を出発する際)やレッスンからの帰宅後に手洗いうがいを念入りに行って頂くなど、各ご家庭でもご協力をいただけますと有り難いです。どうぞよろしくお願いいたいします。

2012年10月29日月曜日

Happy Halloween!!

今週は5週目&年間回数調整のためレッスンはお休みです。
そんな事情もあって、一足早いですが、当教室ではすでに生徒さんたちと一緒にハロウィンのお祝いを終わらせてしまいました☆

先週1週間、「ハッピーハロウィーン!」とレッスン室に来てくれた生徒さんにはお菓子をあげます!という企画を実施しました。今年初めての試みだったのですが、告知した先々週から、すでに楽しみにしてくれているみんなの様子が、とてもうれしかったです。

ちょっとはにかみながら言ってくれた生徒さん、元気いっぱい言ってくれた生徒さん、仮装して驚かせてくれた生徒さん、ハロウィンの飾りを作ってきてくれた生徒さん、みんなみんな、ありがとうございました♪とっても楽しいハロウィンになりました!

かごに山盛り入ったお菓子を、片手でわしづかみにして取れた分だけプレゼント、という方法にしたのですが、みんな必死で楽しかったです。手の小さな生徒さんは2回チャレンジさせてあげようと思っていましたが、手首をうまく利用して少しでもたくさん取ろうと試行錯誤する生徒さんもいて感心したりもしました。(笑)

可愛い写真を撮らせてもらったので、アップしておきます♪

 



2012年10月25日木曜日

本番(伴奏)@明石上ノ丸教会

今日は、いつも伴奏させて頂いている合唱団の本番(@明石上ノ丸教会)でした。合唱団の伴奏の他にも礼拝のオルガン奏楽も頼まれていたので、今日はたくさん弾かせていただきました♪

弾き慣れないオルガンの方が、気持ちが開き直るからか落ちついていて、ピアノの方が色々と予定外のことやらかしました。(笑) でも全体としては良い出来だったので、良かったです。

ちょうどピアノの後ろにステンドグラスがあって、私がピアノを弾いている時間だけ、スポットライトみたいにピアノに向かって陽が差し込んで、七色に光ってキレイでした。

私は七色に光る譜面をみながら演奏していたけど、お客さんからは私が七色に光って見えてたのかもしれないと思うと、なんだか素敵な気分でした。








2012年10月2日火曜日

レッスンって難しい!

レッスンって難しいなぁ、とつくづく感じている今日この頃です。

どの生徒さんに対しても「これは良い、これは悪い」という共通の価値観に基づいてレッスンしています。その中でも、それぞれのレベルがあり、段階があり、その子にとっての進度がありますので、「求める・(今は)妥協する」ラインは生徒によって様々です。

私がレッスンで1番うるさく言うことは、「指先で音をつかむ」ということかもしれません。第1関節のバネを使い、鍵盤のそばに指を置き、ちゃんと「音」として鳴った音を出すこと。音として鳴った音とは、へにゃへにゃでなく、乱暴でなく、ちゃんと指先でつかんで鳴る、響きをもった美しい音のことです。

そうでない音は、ネコが鍵盤の上を歩いて出た「雑音」と(音の質的なところで)あまり変わりません。


1音たりとも「つかみ損ねた音」は聞き流すことはできません。たまには「上手上手〜!(大体)良いよ〜!」と聞き流してしまえばどんなに楽だろうと思ったりもしますが、1つそんな音を「良い」と言ってしまえば、そのあとの音楽が全部ダメになってしまう…。

例えば、ドレミファソラシドと弾く時、ミの音が指の形の崩れた悪い音だと、その次のファだってソだって、連鎖して悪い音になってしまうのです。不思議に思われるでしょうか?でも、そういうものなんです。音楽の流れがミで止まってしまうから。難しいですね。

それが分かっているので、風邪をこじらせて咳ぜんそくになっている今も、やっぱり「ちょっとストップ!今の音アカン」とか言って、ガミガミやってしまうのですが。(レッスンに熱が入ってくると、穏やかな言葉遣いなどすっ飛んでしまい、関西弁まる出しのなりふり構わない姿になってしまう私…。)


一生懸命練習してくる子ほど、もっと上のレベルに行くために厳しく言わなければならず、自然とレッスンがハードになってしまうこともしばしば。もっと上手くなるために仕方のないことではあるのですが、辛いところでもあります。


また、一言に「つかむ」と言っても、その状態により指導は様々です。

指がぐにゃぐにゃしている日には「しっかり指先のバネを使ってつかみなさい」と言いますが、指でしっかりつかむ練習をしているうちに1週間後、力が入りすぎて鍵盤を滑って(引きずって)弾いている場合もあります。そんな時には「もう少し力を抜いて指先でトテトテトテ…と歩くように」と言ったりします。また、力を抜いて指先でトテトテ歩く練習を1週間してレッスンに来ると、今度は鍵盤と指との間に隙間が空いて叩くようなアクションになっている時があります。そんな時にはまた「指を鍵盤にしっかりくっつけて指先のバネでつかみなさい」・・・となります。

「つかむ」という指のアクションは、本当に繊細なものです。指の角度、指の筋力、腕の脱力、手のポジション、等の、絶妙なバランスのうえに成り立っていると言っても過言ではないと思います。

そして「状態」は水物。熱心に練習される生徒さんほど、その振れ幅も大きく、レッスンでの細かい修正が必要となります。


あっちに振れたりこっちに振れたり、そうこうしながら、確実にレベルアップしていっていることは確かなのですが、生徒さんにしてみれば「これで先週先生に言われたことが出来てるだろう!」と自信をもってレッスンに行くのに、また新たに違う注意を受けて「あれー…。あんなにやったのに、ダメだった…」となるんですね。(私が生徒の立場で先生のレッスンに行くときも同じです)

どちらかと言えば私は、どんなことも生徒自身に話しますし、状況や課題も噛み砕いて生徒に言って聞かせる(くどいかもしれませんが)方だとは思っているのですが、それでも、生徒に厳しくレッスンした日には、伝わったのか、挫けていないか、課題の中にも良い面がちゃんとあったことを感じされてあげられたのか、、、夜な夜な考え込んだりします。

おかげさまで生徒さんもずいぶん増えて、慣れたこと、自分の中の引き出しが増えたこと、経験による対応力や判断力の成長など、いろんな変化を感じますが、同時に「1人の人間にものを教えることの難しさ」を、ますます感じています。

もっと勉強、もっと努力、もっと真摯に、もっと謙虚に、もっと愛情をもって、、、省みてみれば、数えきれないほどの自分の未熟さに気が遠くなりそうですが。

悩みながらも、大切な生徒さんたちのために、私自身も少しずつレベルアップしていることを信じて、一歩一歩進んで行きたいと思います。

2012年9月30日日曜日

にじいろ通信 Vol.3

クリックで拡大します。
にじいろ通信Vol.3 がやっと完成し、昨日から生徒のみなさんにお渡ししています。

個人コメント欄は、その時(時期)に感じていることを率直に書いているので、もし前回発行の時期と同じ部分に成長や課題を感じていたり、がんばってる〜と思う部分が同じだったりしたら、内容が似たようなものになってしまっているかもしれません。

でもそれも、その生徒さんのありのままの状態だと思いますので、前回の内容を記録しておいて次回は違うことを書く…というようなことは、今のところ敢えて行っていません。

にじいろ通信はやっとVol.3。まだまだ試行錯誤中です。
「こんなこと載せてほしい」「こんな風にしたらもっと読みやすいのでは?」等々、ご意見ご感想がありましたら、ぜひご参考にさせて頂きたいと思いますので、どしどしお寄せください!

2012年9月25日火曜日

まさかの事態!

そろそろ「にじいろ通信」を発行しなければ!と、取りかかったのが8月の終わり〜9月の初め頃のことでした。

これまではエクセルでデータを作っていたのですが、デザインをもっと自由に変えられるように様式をフォトショップに作り変えることを思い立ち、1からやり直してみました。…が、意外とうまくいかず、月日は流れ…

だいたいの様式が出来上がり、記事を入力し、やっと試し刷りできる段階まで来たのが先週でした。

「ついに出来た…!」と、なんだかもうすでに達成感を抱きつつ、
喜び勇んで [プリント]  ボタンをクリック……!

ウィーン ガチャガチャ ウィーン

動き出したのもつかの間

ウィ…………しーん……………

「ん?」

…………(無音)

「?」
とりあえず色々ボタンを押してみる。

…………(やっぱり無音)

「!!??」

取扱説明書を見ながらあれこれ手は尽くしましたが、それも虚しく、プリンタさんはそのまま天国へと旅立ってしまったのでありました。何の前ぶれもなく突然に。ショックで言葉も出ません。だって新しいインクをあけたばかりだったんですよ…!(そこ?)

それから、なかなか電気屋さんに行けなかったのですが、今日やっと新しいプリンタを購入できました。設定も終わりプリントも順調に出来ているので一安心。

以前はUSBでつなぐ有線タイプでしたが、今回は無線が使えるようになりました。非常に便利。

そんなわけで、にじいろ通信 Vol.3 は少々発行が遅れています。最後の校正や個別コメントの記入にもう少し時間がかかりそうですが、じきにお渡しできると思います。

がんばって作業を進めますので、もうしばらくお待ちくださいね。

2012年9月19日水曜日

ゆったり、でもコンパクトに…

10月から新しく3名の生徒さんがご入会くださることになり、それぞれの教材について考えたり、とても楽しみに準備をしているところです。

おかげさまで徐々に生徒さんが増え、今は火曜日〜土曜日まで使ってレッスンをしています。(現在、まだ水〜土曜日に空き時間があります)

まだ生徒さんの少ない頃は、その日の生徒さんの出来や状態によって、けっこう自由にレッスン時間を延長したり後ろにずらしたり、していました。

子どもたちのお話ししてくれる学校のことも聞きたいし、今日レッスンして苦手だった音域をマグネットで復習しておきたいし、次にやる曲のリズムも叩いておきたい。もっと上手になるためにあれもアドバイスしたい、これも試させてやりたい。

やりたいことは山ほどあって、でも私自身があまりせかせかとレッスンするのは嫌で…。

それでも今まではけっこう十分に、延ばしたり短めにまとめたり、時間に自由があったほうだと思うのですが、

だんだんそれが難しくなってきました。

時間の限られている中、今日は何を伝えるのが一番大事なのか、何を補っておけば1週間の練習がスムーズにできるのか、どこを調整すればテクニックのずれを的確に修正できるのか、それらを瞬時に判断して指導に移す力が、もっともっと私自身に必要だと感じています。勉強ですね。

今現在、レッスン規約としては、未就学児:30分、小学生以上:45分と設定しておりますが、実際のレッスンは余裕をもって未就学児:30分→45分、小学以上:45分→60分で行っています。(生徒さんが満員になるまで…いつか出来なくなった時はごめんなさい…とご説明しています)

いつかはきっと、5分→10分と、少しずつ時間を縮めて行かなければならないと思いますが、それまでにもっと私自身も指導の技術を磨いていきたいと思います。

レッスン内容はゆったり豊富に、でも時間はコンパクトに。
今の目標です。(^^)

2012年8月29日水曜日

まいにち練習できる環境づくり

「親が言わないと練習しないんです」

というのは、親御さんからよく伺うお悩み(?)です。

でも実はあたりまえのことなのです。だって子どもなのですから。感受性いっぱい、柔軟で吸収力も高く、がんばる力も可能性も無限に持っている子どもたちですが、まだまだ自制心や判断力は持ち合わせていません。

ご自分の幼かったときを思い出してみて下さい。誰にも強制されないのに、雨の日も風の日も毎日決まった時間、なにかを継続してやったことがありますか?

残念ながら私にはありません。歯磨きと洗顔くらいでしょうか・・・(笑)それですら幼い頃は、親からそうするように仕向けてもらっていなければ、毎日できたかどうか怪しいものですね。

ピアノの練習など、なおさらのことです。

「親が言わないとしない」のではなく、「親が言ってあげるから練習することができる」のです。もちろん波はありますが、子どもは親御さんに「これは毎日ぜったいすることなんだよ」といつも言われていれば「そういうものなのか」と思います。そこから「習慣」は出来ていきます。

「コツコツ努力を積み上げることを子どもさんに経験させてあげる」ために、親御さんも一緒にがんばってください。本人もがんばります。もちろん先生もがんばります。子どもさんは車の本体、先生と親御さんは車の両輪です。どれが欠けても車はうまく前に進みません。

2012年7月23日月曜日

先生を選ぶということ

これからピアノを始めようとされる方や、何か目的があってピアノを必要とされる方がまず最初にお悩みになるのは、「どの先生に習うか」ということなのでは無いかと思います。

信頼できる先生、相性の良い先生、専門的知識が豊富、優しい、家から近い、お月謝が安い、などなど、目的や状況によって様々なご希望があることでしょう。


でもそんな中で、意外と「小さい頃のピアノなんて、誰に習っても同じなのでは?」「音楽科出身の先生なら誰でも変わらないのでは?」と思っておられる方も多いという話を聞きます。

確かに、もし自分が専門外の分野でなにかを習うとなると、どんな風にどんな基準で先生を選べば良いのか、悩んでしまうとは思います。でも1つ間違いなく希望するのは、自分のレベルがどんなに低くても、お遊びでなくちゃんと全うなことを教えてくれる先生が良いということです。

幼少期の習いごとなのだから、別に専門的にどうこう考えなくても「たのしく」やればいい。技術面の指導は二の次で、とにかく「たのしい」レッスンがいい。など、よくこういう言い方がされます。確かに「たのしい」と思うことは大切ですが、本当のたのしさとはいったい何なのでしょうか。


私は、ピアノの本質的なたのしさとは「弾けるようになる」ことだと思っています。

その場だけの「たのしさ」に流されて(当教室でもそういう種類のたのしさを持つカリキュラムを取り入れてはいますが、その前に)技術面での的確な指導がやり過ごされてしまっては、いつまで経っても正しく弾けるようにはなりません。そうすると、おのずと本質的なたのしさもどんどん遠ざかっていってしまうのです。


導入期にテクニック面での専門的な指導が受けられず、早い段階で(バイエルやブルグミュラーなどまだ初級の段階で)行き詰まり悩む子どもたちが少なくありません。

多くのケースは、手のフォームが完全に崩れています。指先でなく、指の腹(ひどい場合には第二関節の裏側に至る範囲)で鍵盤を押さえつけていたり、拳が陥没し指が伸びきった状態で指を振り回しながら弾いています。

何度もこういったケースに出会いましたが、彼らは一様に真面目です。技術的な指導を受けられない中で、「うまくなりたい」という気持ちが強く熱心に練習してきたからこそ、そのような癖がついてしまいました。


指先が立たずにピアノを弾いている状態とは、人間が膝や足の甲で歩行しているようなものです。膝や足の甲で走ったりジャンプしたりできるでしょうか。早歩きも難しいかもしれません。


残念ながら、このような不十分な指導は少なからずあるようです。(特定の教室を批判したり、暗に他教室を誹謗中傷する意図はありません。世間一般的にという観点で捉えていただけると幸いです)

おそらくどんな分野の習い事でも、「誰に習っても同じ」ということは決してありません。「別にその専門家になるわけじゃないし、趣味のレベルならどこでも同じだろう」ということも決してありません。

立ち上がったばかりの小さな子どもが足の甲や膝で歩いていてジャンプすることも走ることもできずにいたら、「将来陸上選手になるわけじゃ無いから、足の裏で歩いていなくても別に良いか。とりあえず前に進めれば同じだろう。」と思うでしょうか。

「将来ピアニストになるわけでは無いから…」という前置きはとても危険です。指導者にとっても、生徒さんにとっても。

とりとめもなく。自戒も込めて。

2012年7月18日水曜日

最近のこと

発表会後、モチベーションが上がっている生徒さんが多くて、とてもうれしいです。
本番を「頑張れた」という経験や自信が、そういう気持ちにつながっているのかなと思うと、舞台を踏むことの大切さや、何かに真剣に取り組むという経験のかけがえのなさを、感じずにはいられません。


教室では、6月に1名、今月に2名の新しい生徒さんをお迎えしました。一緒にレッスンできる仲間が増えてうれしいですし、みんながそれぞれに新たなステップへ踏み出し始めていることを思うと、ワクワクしてきます♪


先日、レッスン中に生徒さんに「なんで先生の前髪はながいン?」と聞かれてはたと再確認しました。最近バタバタしていて美容院に行っていなかったことを…。そして、先日その生徒さんにいただいたお手紙に「先生、前髪ながいね!」とあらためて書いてあったのを見てついに決心しました。時間を作って美容院に行こうと…。(笑)

ありがとうNちゃん!明日いってきます!

にじいろ通信は、近々第2弾を発行できるよう、記事を準備中です♪

2012年7月1日日曜日

発表会 2012

朝から激しい雨でどうなることかと思いましたが、家を出る頃には小降りになり、発表会の終わる頃にはすっかり空が明るくなった日曜日でした。

2012年の発表会@神戸産業振興センター3Fハーバーホールは、無事に終了しました。
生徒さんたちをお支えくださったご家族のみなさん、お世話になったホールの方々、楽器店のスタッフさん、応援に来て下さった方々、本当にありがとうございました。そして、素晴らしい演奏を聴かせてくれた生徒のみなさん、おつかれさまでした!


前日の プチリハーサル@レッスン室 → 当日のホールリハ → 本番 と、徐々に緊張感が高まり、良いかたちで心の準備をしていくことができているなと、そばで生徒たちの表情を見ながら感じました。

本番の舞台へ踏み出して行く生徒たちは、私もビックリしてしまうほど凛々しい顔をしていました。変に緊張をごまかしたり、不安から逃げたりしないで、ちゃんと立ち向かうべきものを見据えつつ緊張を乗り越えられたということは、とても素晴らしいことです。(簡単にできることではありませんよね)

どの生徒さんの演奏も充実した演奏でした。日頃の練習の成果がしっかり発揮されていましたね。「え!こんなに上手に弾けるの?!」「こんなに音楽的に歌えるの?!」というような会心の出来で私を驚かせてくれた生徒さんもたくさんいました。それぞれにこの発表会までの様々な道のりがあり、それらを思い返せば、感慨深さもひとしおです。


そして特筆すべきことは、当教室の生徒たちのマナーの良さでした。

他の先生から「まさに“好青年”という感じの立ち居振る舞いですね」「あんな小さな子たちが、あんな風にちゃんと落ち着いて舞台の上で演奏できるなんて」などと、褒めていただいたりもしました。もちろん演奏は一番大事ですが、舞台上でのマナーも同じくらい大事です。

それに、客席でのお行儀もとても良かったと後から耳にしました。

自分の舞台というものに懸命に向き合い、真剣に演奏した皆さんだからこそ、他人の演奏にも敬意を払った行動ができたのだと思います。そんな生徒たちが、私は本当に誇らしいです。なぜならそれはある意味(人としての観点から)、ピアノの上手下手よりもずっとずっと大切なこと(取り組みと直結していることでもありますが)だと思うからです。

それらをサポートしてくださっている保護者の方々に、あらためてこの感謝をお伝えしたいと思っています。

生徒さん1人1人のこれからの歩みがますます楽しみになる、素晴らしい発表会でした。本当にありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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今週のレッスンは木曜日までお休みです。金曜日以降のレッスンは、お休みにすると2週間近く空いてしまうことになるのと、年間レッスン回数の他の曜日との兼ね合いで、通常通り実施します。発表会が終わってホッと一息ついているところでしょうから、一緒に次の曲を練習するつもりでレッスンしましょうね。

リハーサル風景の写真を、準備が整い次第アップします。(写真屋さんに注文しているパネル入りの立派な写真が手元に届くのは、あと1ヶ月ほどお待ちください。)

2012年6月20日水曜日

もうすぐ発表会

発表会まで1週間と少し。いよいよ最終仕上げの段階になってきました。

レッスンが前後の生徒さん同士で聴き合ったり、おじぎから一通り動きのシュミレーションをしてみたり、何度も曲を通したり、色んな方法で本番への準備を進めています。

レッスン日とは別の日に、追加レッスンに来てもらっている生徒さんもいます。自主練習で補いきれないところを、一緒に練習しながらカバーします。

本番ではやっぱり良い演奏をしてほしい。真面目に一生懸命その曲と向き合ってきたのだなと、聴き手に感じてもらえるような誠実なピアノを弾いてほしい。発表会を通して、人としても一歩成長してほしい。

そんなことを思いながら指導していると、妥協できないこと、諦めさせられないこと、許せないことがたくさん起こってきて、ついつい熱が入り厳しいレッスンになってしまいます。

舞台の上で生徒にみっともない思いや残念な思いをさせない責任が、自分にはあると思っています。それは、良い演奏ができるように、自信に繋がるような発表会への取り組みができるように指導する責任、ということでもあります。

どの生徒さんにとっても「がんばった!」と心の底から思える発表会になるように、最後まで(それぞれの段階に応じて)諦めず、妥協せず、レッスンしていきたいと思います。みんなファイトー!

2012年6月1日金曜日

にじいろ通信 はじめました

不定期ニュースペーパー「にじいろ通信」はじめました!(「冷やし中華はじめました」みたいですが…)

ピアノ教室でのできごと、お知らせ、イベント情報などなど、いろんなニュースをお届けできればと思っています。

「さいきんの○○ちゃんニュース」という生徒さんのレッスン状況をお知らせする個別コーナーがあり、この部分だけは手書きになっています。なんだか通信簿みたいですね。(笑)「こんなことができるようになった」という、成長のあしあとを残して行けたらいいなという思いから、作ったコーナーです。

第1回目の今回は、発表会前ということで、その話題がほとんどです。今後どんな風に展開させていくか考えるのもまた楽しみだな〜と思ったりしています。どうぞ末永くよろしくお願いいたします。

Vol.1はこんな感じになりました。「こんなふうにした方が読みやすい」「こんなことを載せてほしい」など、お気づきのことがありましたら、ぜひアドバイスください♪

にじいろ通信 vol.1

2012年5月28日月曜日

プロティッチ先生の演奏

プロティッチ先生の演奏を聴くことができるサイトを発見したので、ご紹介します。それほど多い数ではないのが残念ですが、先生の素晴らしい音楽を確かに感じることができます。ぜひ、どうぞ!

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♪音源のみ(曲名をクリックすると再生)
・ピアノ協奏曲 第13番 3楽章(モーツァルト)
・ピアノソナタ K331  3楽章「トルコ行進曲」(モーツァルト)
[引用元サイト http://www.myspace.com/svetlaprotich ]

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♪NHK BS「クラシック倶楽部」に出演された際の動画

Svetla Protich - コラール '主よ、あなたがそばにいらっしゃれば' BWV 508 (Bach)

Svetla Protich - プレリュード 変ロ短調 (Bach / Siloti)

Svetla Protich - プレリュードとフーガ イ短調 BWV 543 (Bach)


Svetla Protich - ソナタ Op.12-1, 3楽章 (Clementi)


Svetla Protich - ソナタ Op.26-3, 1楽章 (Clementi)

Svetla Protich - ソナタ Op.47-2, 1楽章 (Clementi)

2012年5月22日火曜日

最近のこと

忙しくしているうちに、すっかり更新が滞ってしまいました!

4月14日のハーバーランドコンサートが終わって、休む間もなく、べつの新しい曲を譜読みしてプロティッチ先生のレッスンに行ったり、夏の上田晴子先生のマスタークラスのオーディション(練習と、応募用音源の録音)があったり、それとほぼ同時並行で声楽発表会の伴奏もさせて頂いたり・・・

もちろん生徒さんの通常のレッスンはいつも通り。とくに今は発表会まで2ヶ月を切った大事な時期で、レッスンも自然と白熱してきます・・・!(燃)

色々ありすぎて、この1ヶ月があっと言う間だったような、すごく長かったような。(その合間をぬって話題の映画「テルマエ・ロマエ」も観てきました。ちゃっかり。笑)

特に大きな出来事は、プロティッチ先生の公開レッスンとコンサートがあったことです。これを最後に、先生はほぼアメリカに行ってしまわれるということで・・・感じるところの多いものになりました。

いろいろと細かく書きたいところですが、時間もスペースも足りませんので、またの機会にすこしずつ書いていければと思います。最後に、写真だけ。

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プロティッチ先生と。(2012.5/13 コンサートにて)


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2012.4/14 ハーバーランドコンサート



2012年4月19日木曜日

ピアノのメンテナンス

調律は3月にして頂いたばかりですが、今日は「調整」のために、調律師さんが来て下さいました。

簡単に言うと、「調律」は音程(音の高さ)のズレを正確にすることで、「調整」はタッチを柔らかくしたり硬くしたり、鍵盤の重さを変えたり、ピアノのメカニック的な部分に色々手を加える作業です。

「調整」は時間と手間がかかることもあり、普段なかなかして頂けないものなのですが、前回から来て下さっている調律師さんがとてもよくしてくださって、わざわざ2度に渡って時間をとり、とてもていねいに調整してくださいました。




鍵盤がこんなことに!(全部外してバラバラの状態)

珍しいので写真を撮らせてもらいました。
ピアノの中身ってこんな風になっています。おもしろいですね。^^

2012年4月16日月曜日

ハーバーランドコンサート2012.4.14

ハーバーランドコンサート(主催:新響楽器)に出演させて頂きました。

今回はソロで「イタリア協奏曲(バッハ)」を、声楽との共演で「Convien partir(ドニゼッティ)」と「舟歌 -片戀-(團伊玖磨)」を演奏しました。

ソロ演奏
声楽との共演

歌っているのは母です。久しぶりの親子共演でした。

同じコンサートに親子で出演し、ソロと共演をする、というのは、思っていた以上に大変なことでした。練習時間の配分、緊張感の持続、本番での集中の切り替えなど、けっこういろいろと神経を使いました…。でもその中で、ソロ、伴奏とも納得できる演奏ができたのは、私にとって大きな進歩だったと思います。

本番前にプロティッチ先生のレッスンへ行った時に、先生から頂いた言葉が印象的だったので、ここに書き留めておきたいと思います。

「コンサートでの大きな成功を祈っているわ。きっと良い演奏ができるでしょう。でも私たちはそのコンサートのためだけに今日レッスンしたわけじゃないでしょう。さあ、もっと未来の話をしましょう!次は何を弾く?勉強、勉強、勉強よ。」

こう言われて、あらためて、「あぁそうか、舞台は通過点なんだ。」と思いました。もちろん舞台で良い演奏をするために練習を重ねているのですが、成功しても失敗しても、そこに留まることはできない。ただただ、高みへ歩き続けていくんです。演奏する人は。

先生から最高の励ましをいただいた気がして、勇気がモリモリ湧いてきたのでした。

コンサートには、友人や、生徒さんなど、たくさんの方が応援にかけつけて下さいました。あらためまして、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。お花や贈り物もたくさん頂いて、とてもうれしかったです。
本当に、ありがとうございました!







2012年4月12日木曜日

プロティッチ先生のレッスン(2012.4.12)

今日はプロティッチ先生のレッスンでした。

やっぱり先生の音楽は素晴らしくて、その音楽に触れていられるというだけで、本当に本当に幸せな時間でした。先生の深い音楽と光のような音から、心にいっぱい喜びや希望をもらって帰ってきました。

レッスンでは、先生のおっしゃる通りに弾けなかったり、なかなか思うようにいかないのが自分自身のピアノなのですが…。

今日は今度のコンサートのリハーサルがてら、最初に通し稽古をして頂きました。通して弾くと、うまくいかない箇所がたくさん見えてくるので、とても勉強になります。

弾き終わると、すごく褒めてくださってホッとしたのですが、「Very nice!! I tell you just a little things.」と仰ってから2時間半くらい、1音1音についてそれはそれは細かく丁寧に教えてくださいました。

妥協なしのレッスンをして下さるので、1つのフレーズに何十分もかかることも。私が「トホホ」という顔をしていると、先生は「コンサート前にこんなレッスン来たくなかったんじゃない??」と大笑いされていましたが(笑)

とんでもございません…。本番が近くなってくると大きな範囲ごとに練習することが増えてタッチが乱れてくる傾向にあります。だからこそフレーズがうまく弾けなかったり、音楽がうまく繋がらなかったりするのですが、自分自身でそれに気づくのはとても難しいのです。

今日のレッスンで、あらためて先生に指摘していただいたので、とても有り難かったです。もう一度細かくさらい直してがんばってみます!

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先生のお宅でランチをいただきました♪

準備をして下さる先生
準備をお手伝い
たっぷりスープ


2012年4月8日日曜日

大人の生徒さんのための弾き合い会

プログラム
今日は、大人の生徒さんのための発表会でした。場所はいつものレッスン室です。

「発表会」や「コンサート」というと、なんとなく大層で緊張する…ということだったので、「弾き合い会」にしましたが、あまり関係なく緊張されていました。(あたりまえですね。笑)

大人の生徒さんたちは、日頃の様々な御用やお仕事の合間を縫うようにしてレッスンに通ってくださっています。その原動力となる「ピアノが好き」「素敵に弾けるようになりたい」という思いは本当に尊いといつも感じます。

そんな皆さんの日頃のがんばりを披露する場、達成する喜びを感じられる場があれば…と思い、この小さな発表会を計画しました。

皆さん口をそろえて「ソロでの演奏なんて久しぶりで、緊張します」と仰りながらも、レッスン毎に曲が仕上がっていく喜びを感じつつ、当日を楽しみにしてくださっていたように思います。

本番前のレッスンで、私が繰り返し皆さんにお伝えしたのは、「つっかえたって、弾き直したって、全然かまいません。(間違えずに最後まで弾くということがひとつの大きな要素である子どものレッスンとは、また少し違うので…)この音をどう弾くか、このフレーズをどう歌うか、ここをスムーズに弾くためにどんなテックニックが要るのか、、、そんな細かいレッスンをご一緒にやってきました。この曲を美しく弾くために。それが1つでもたくさん出来るように、どの瞬間も、音楽を思いながら弾いてください。つっかえても、次のフレーズをどう歌うか考えてください。間違えないことより、そのことの方がずっとずっと、大切です。」ということでした。

今日はどの生徒さんも、それぞれの段階において充実した、素敵な演奏を聴かせてくださいました。緊張でうまくいかないところや、いつものように弾けないところは、当然ありましたが、それよりも、最後の瞬間まで冷静に音楽を感じながら演奏できたことは、素晴らしいことです。

大切なことはしっかりと伝わっていて、それがなによりも、うれしいことでした。

2012年3月22日木曜日

体験レッスン

新入会のシーズンです。先日から、当教室にも何名か体験レッスンのお申し込みを頂いています。(ありがとうございます)

まったくの初心者の方は、相性や、当教室の方針を理解していただけるか、といった点が入会に大きく左右しますが、他教室からの転入の場合はまた少し違ってくるようです。

転入の生徒さんは、前の教室の先生との間に何かトラブル(不満等)があって他教室をお探しの場合が多く、その改善という点が最重要事項になるわけですが、その内容は千差万別です。

指導内容、相性、環境面、考え方、などなど…、本当に色んな要因があります。

体験レッスンの際には、私は率直に、良いと思う点、足りないと思う点をお伝えします。そして、(私の思う)生徒さんの今の状態を踏まえて、親御さんの希望を叶えるにあたり何が必要なのか、どういう意識を持っていただかなければならないか、ということを、じっくりお話しています。

マイナスの内容を受け入れられなかったり、面倒に感じられる方もおられると思います。
そういう方は入会されません。

今日たまたまこの話をしていた大人の生徒さんに、「先生は営業的なこととか、利益を求めるようなことは、向いてないですよね。芸術家っていう感じです。」と言われてしまいました。(^^;)

それってどうなんだろう。(笑)

でも…、実はそれで良いかなとも思っています。

率直な思いを隠して営業的なやり取りだけで入会して頂いても、きっと後が続かないと思いますし、それは生徒さんにとっても大きなロスになります。私の率直な意見や指導方針を聞いて、それでもここで頑張ってみようと思ってくださる方とは、きっと良いレッスンができると思います。

それに、「良いものは良い、良くないものは良くない」といつでも誰にでもぶれることなく言える先生じゃないと、今うちに来てくれている生徒さんたちにも信用されなくなってしまう。相手によって評価が変わる先生に褒められたって、嬉しくなんかないですものね。

どんなレベルでもどんな段階でも、「良い音(弾き方)は良い」し「良くない音(弾き方)は良くない」、それは譲れないことです。レッスンの中でも妥協はしません。(生徒さんの段階に応じたレベルで)

そんなことを色々考えた1日でした。とりとめもなく。

2012年2月28日火曜日

2012年 発表会のお知らせ

今年の発表会は、2012年7月1日(日)に決まりました。場所は、神戸産業振興センタービル3F ハーバーホール(昨年と同じホール)です。

現在、曲選び(悩み)の真っ只中。
ピタッとくる曲を一人一人に探しています。

発表会がそれぞれの歩みの中で1つの良い(次へ繋がる)ステップになるよう、しっかり頑張った良い演奏をさせてあげたい、それが一番の願いです。1回ごとにレッスンを振り返り、内容を練り直して、おうちでの練習にうまく繋げてあげれるように…と、今あらためて思っています。

2012年2月10日金曜日

CD探し

Amazonで、お勉強のためのCD探し。

同じ曲でも様々なピアニストのCDがあるので、どれにしようかいつも迷います。好きなピアニストのCDを選んだり、聴き比べのために何枚か買ったり、知らないピアニストのCDを選んで冒険してみたり、色々なのですが…

今日は輸入版のCDで良いのを見つけました。日本語の解説冊子がないのが不便ですが、少しでも多くの演奏を聴けるほうがいいので、価格が安い輸入版は助かります。

良いお買い物をした〜と意気揚々と購入ボタンをクリックしながら、そういえば以前ほしいものリストに入れておいたCDが何枚かあったことを思い出しました。

チェックしてみると、まさに今必要なCDが1枚。買わなければ!(クリック)

もう1枚は全然いつでも良いCDでしたが、ついでなので…。(クリック)

結局、3枚のCDを衝動買いしてしまいました。(^^;)

CDや楽譜を買ったあとはなんだか妙にうれしいです。宝物が増えたような気分で。昔から変わらないです♪

今回はこんなCDにしました。

メンデルスゾーン:無言歌
(ピアノ/ペライア)
バルトーク:子供のために
(ピアノ/コチシュ)

ブラームス:協奏曲2番、
ヘンデルの主題による変奏曲
(ピアノ/リヒテル)

2012年2月1日水曜日

【コンサートのご案内】2/12(日)

松尾由起子さん(ソプラノ)の伴奏で、コンサートに出演させていただくことになりました。

プログラムの中盤あたりで、"うぐいす"(木下牧子)、"さくら横ちょう"(別宮貞雄)、"すてきな春に"(小林秀雄)の3曲を演奏します。

松尾由起子さんは、私が伴奏させていただくなんて恐れ多い…というくらい、大先輩で、素敵な、素晴らしい歌い手さんです。一昨年からご一緒にお勉強させていただいています。

「ソロ+伴奏」というより「ソロ演奏+ソロ演奏」という感じなのです。

ソリストさんのハイレベルな確固たる音楽が存在しているので、私の伴奏がただ「歌に伴って弾くだけ」や、それに毛が生えた程度のレベルでは釣り合わないというか…。ソロ演奏並みに(それ以上に)自分自身の音楽を作り上げていかなければ話にならないというか…。うまく言えないんですが。

本当は、伴奏というものはいつだってそれくらい自立した「演奏」であるべきなんだと思います。そんな伴奏ができるピアニストになりたい。実力はなかなか追いつきませんが、意識は少しずつ…。

チケットはもう売り切れだそうですが、手元に何枚かご招待券があります。もし宜しければ聴きにいらしてください。(私までご連絡ください)
応援にきてくださるとうれしいです。

以下、詳細です。
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催し名:「女声コーラス エコー夢夢 Dream Concert」

日 時:2012年2月12日(日)12:30開場 13:30開演

場 所:いずみホール

内 容:モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス
    高田三郎(吉野 弘:詩):「心の四季」より“風が”
    鈴木憲夫(金子みすゞ:詩)「みすゞのこみち」より“このみちⅠ” 他
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いずみホールへのアクセスマップ
(大阪環状線「大阪城公園」駅から歩いて5分ほど)

2012年1月25日水曜日

あきらめない

ある生徒さん(Mちゃん)のレッスンでのできごと。

バイエル46番の後半のある2小節で、必ず間違えてしまう状況が起こっていました。1小節単位で右手と左手の動きを交代しなければならない、たぶんこの曲で一番ややこしいところです。

1小節単位で弾くと弾けます。
片手でもスラスラ弾けます。
でも両手で弾くと…

「両手を同時に動かす」ことに慣れるしかないなあと感じたので、その2小節だけをピックアップして、何度も両手で弾かせました。

「右手の音もっときいて!」

間違えます。

「5の指くねくねしてたら弾けないよ」

今度は違うところで間違えます。

「最初の音もっとつかみなさい」

だんだん悔しそうな表情がにじみ出てくるMちゃん。

「絶対できるからやりなさい」

何度も弾かせます。

また間違えて、弾けないもん!という顔でMちゃんが振り向きます。

「大丈夫。100回やったらできるよ。いつかできる。一緒にやろう。」

気分転換に片手ずつの練習。

また両手で練習。
なかなか弾けません。少し頭がこんがらがっています。

「楽譜をしっかり見なさい」

またつっかえて、やっぱり弾けないじゃん!という目でこちらをじっと見るMちゃん。

「心の中で歌ってごらん」

歯を食いしばって何度も弾きます。

「あー!今途中まで良かったのに!最後まで気を抜いちゃだめ!」

赤い目をして必死にがんばるMちゃん。

そしてついに…

「できたね。15回くらい弾いたかな?もっとかな?いっぱいがんばったね!」

最後はMちゃんもにっこりでした。

本人が悔しそうにしたり、出来ないイライラで投げやりになったりすると、「家で練習しておいで」と持ってかえらせる方がいいのかな、厳しすぎるかなと、時々迷ってしまうことがあります。

でも今日はあきらめなくてよかったです。

本人があきらめても、周りがあきらめても、最後まであきらめないのが先生なのだと思います。

2012年1月15日日曜日

新年のレッスン

1月のレッスンも2週目に入りました。

1週目のレッスンが始まる前、私は当然のように「きっと年末年始はなかなか練習できていないだろうから、少しお休み気分を引きずってるだろうな。のんびり思い出しながらレッスンしないとな〜。」と思っていました。

が、いざ始まってみると…

「え!大晦日もお正月も休まず練習したの?!」
「え!元旦しかお休みしてないの?!」
と、レッスンノートの記録を見ながらビックリ仰天する毎時間…。

保護者の方とお話していると、「特に何も言わなくても、けっこう自分から毎日練習してます」というコメントも多くて、さらに驚きました。

日頃から「毎日練習しよう。たとえ1回でも2回でも、とにかく毎日ピアノを弾こう。」というのを目標に指導しています。

でも、私が想像していたよりもずっと、生徒さんたちの自発的な頑張りや意欲がすくすく育っていたことに、本当に感激したのでした。

そんなわけで、すっかりいつも通りのレッスンです。

こんなに頑張り屋の生徒さんたちが、しっかりステップアップしていける1年になるように、指導法も演奏法ももっと研究を重ねていかなければと思います。

年明けから、生徒さんたちにいっぱいエネルギーをもらいました。

2012年1月1日日曜日

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A Happy New Year!!

あけましておめでとうございます!
2012年も、皆さんにとって実り豊かで素晴しい1年となりますように。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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イラストはこちらのサイトからお借りしました♪