2011年7月29日金曜日

【その2】第21回姫路パルナソス音楽祭 上田晴子ピアノスクール「マスタークラス」を受講しました。


せっかくなので公開レッスンの様子をお知らせしたい…と思いつつ、当日は演奏するのにいっぱいいっぱいでそんな余裕(誰かに写真をお願いする余裕すら)ありませんでしたが…

ツイッターで、姫路パルナソスホールさんが公開レッスンについて写真付きでつぶやいておられたので、それの画像をお借りしてきました。聴講生のみなさんが舞台上で受講生のレッスンに耳を傾けておられる様子です。


ピアノはベーゼンドルファーでした。ピアノの鍵盤は普通88鍵ありますが、ベーゼンドルファーのピアノは鍵盤が多いタイプのモデルがあります。今調べてみると、92鍵のものと97鍵のものがあるようです。黒鍵白鍵あわせての数なので、92鍵だと白鍵2つ分、97鍵だと白鍵6つ分、幅の広いピアノということになります。いずれも、全て低音の方に鍵盤が足されています。

92鍵モデルは鍵盤の前に座った感じもいつものピアノと大差ない(何度も弾いた事があるからかもしれない)ですが、97鍵モデルはあまり出会いがなく、当日いざピアノの前に座ってみると、けっこうな違和感を感じてしまいました。

いつも通り椅子に座ったはずなのに、「あれ?なんとなくいつもと景色が違う…」「あれ?真ん中のドがおへその前からズレている…ような…」というのがまず最初の感想。

そして曲を弾き始めてみると、左手で飛躍して弾こうとした低音の鍵盤が、一瞬どこにあるか分からなくなるという事態発生!これはびっくりしました。かなり低い鍵盤を弾く時は鍵盤そのものの位置でなくピアノの端っこからの距離感で覚えている、という、自分の意外な感覚に気付く事ができました。(他の音程ではまずあり得ないことですけれど。)

最初は目がチカチカして焦りましたが、何度か低音に手を遣るうちに徐々に感覚がつかめてきて、その後は気にならなくなりました。

ちなみに、通常より多い部分の鍵盤は白鍵が黒く塗りつぶされています。通常の鍵盤と区別し、目立たないようにするためだと思われます…と考えると、やっぱり誰でも私と同じように焦ったり混乱したりするのかも。

なんだかベーゼンドルファーの説明ばかりになってしまいましたが…。ピアノもいろいろで、おもしろいです。

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