今週から譜読みに取りかかっている生徒さんもいますが、テキストをもうすこし進めてから発表会の曲に取りかかりたいという場合はまだもう少し先の予定です。
発表会の曲は「その子の今の実力より少し頑張って背伸びする(でもちゃんと手が届く)曲」という基準で選んでいます。譜読みし始める時には「え、弾けるのかな?!」と心配になるかもしれませんが、大丈夫、きっと手が届きます。
同じ学年でも習い始めた時期によって進度に差があります。
習いたての小さなお子さんはめまぐるしく成長しますので、なおさらその差が大きく感じられるかもしれません。
…ただ、そういう差は年々縮まります(同じくらい努力し成長するとして)
ですので、「同じ学年の子たちの選曲レベルを合わせる」ということは、私は最重要事項とは捉えていません。
発表会はみんながそれぞれに「今できる最大のジャンプ」をする場所であり、大事なのは「誰が一番難しい曲を弾いたか」ではなく「それぞれに最大のジャンプができたかどうか」です。
もちろん、最大のジャンプをする為には準備が必要です。文字通りジャンプで例えれば、筋トレや体力作り、技を磨くこと、大ジャンプする勇気…などですが、ピアノも同じです。
保護者の方々には、そのような過程を大切に捉え、支え見守って頂けると有難いなと思っています。
基本的には「楽しみながらじっくり取り組むレッスン」を行っていますが、時には大急ぎ、時には厳しく…、大ジャンプの前にはそんなことも必要です。笑ったり泣いたりしながら一緒に頑張っていきたいと思っています。