2010年9月13日月曜日

音1つ、響き1つ

朝夕の風が少しずつ秋らしくなってきました。
最近、何名かの方が体験レッスンにお越しくださいました。ありがとうございます。音楽の輪が少しずつ広がって、ピアノを奏でる喜びを皆で分かち合える素敵な教室になればと思います。

12月に予定している弾き合い会を「冬のミニコンサート」と仮に名付けまして、保護者の皆さんへのご案内のお手紙を作成しました。今週のレッスンで順次お渡しできればと思っています♪



ところで、私は月に1回カイロプラクティック院に通っています。(整体のような感じです)日常生活で歪んだ骨を、骨盤から順番に1つ1つ正しい場所に戻していってもらうことで、骨の動きが良くなり、リンパの流れが良くなり、しいては体調が良くなります。かれこれ5年ほど通っていますが、今では月に1回これをしてもらわないといまいちパッとしません。

そういえば、私の尊敬する師であるプロティッチ先生も、週に1度マッサージへ行くと仰っていました。ピアノを何時間も弾いていると、同じ姿勢で同じ筋肉を酷使することになるので、ある程度の年齢になってくると何らかのメンテナンスは必要になってくるのかもしれません。

カイロプラクティックで骨を1つ1つ直してもらっていると、なんとなくピアノの練習を思い出してしまうのです。「響きをそろえて」とか「音の粒を同じに」とか、1つの音、1つの響きを直していく作業が似ています。本来あるべきところへ、指も、響きも、きちんと戻してあげさえすれば、実は一番自然で美しい音楽が流れ出すのかもしれない、と思ったりしますが、なんのなんの、それがなにより難しいのです。

ピアノの練習には、コツコツとほんとうに地道な作業が必要です。
生徒の皆さんと共に、私自身の技術や心も、新たな段階へと次々に発展していけるように、これからも日々がんばっていきます。