2011年5月30日月曜日

さよならまたね

代理レッスンも最終週となり、生徒さんからお手紙をいただいたり、保護者の方から感謝の言葉をかけていただいたりして、とても元気づけられている今日この頃です。

行き届かない点ばかりでしたが、生徒さんひとりひとりと、私なりに精一杯向き合って(向き合おうという姿勢で)レッスンできたのではないかなと思っています。

どんな時でも、どんな生徒さんに対してでも、「私の伝えたい音楽」は変わらないということに、今回改めて気付かされました。

幼かろうが大人であろうが、初心者であろうがベテランであろうが、「良い」ものは「良い」し、「ダメ」なものは「ダメ」で、「許せない」ものは「許せない」のです。もちろん段階によってそのボーダーラインは違いますが、基準自体は変わらない。

2ヶ月は、長いようで短いような、短いようで長いような、時間の感覚としてなんだかとても不思議な期間でした。でもこうして振り返ってみるとやっぱり、あっという間だったのかな。自分の音楽観を改めて考えさせていただいた貴重な時間でもありました。

みんな、やっと自分たちの先生が戻って来られて嬉しいだろうなあ。うまくつなげてあげられていると良いのですが。

生徒さんたちとは「さよなら、またね」 でお別れしています。「音楽を続けていればまたいつかどこかで会える」ような気がするので。

↓生徒さんからいただいたものです♪
お手紙
かわいいお菓子

2011年5月28日土曜日

やる気が解散

先日の伴奏の仕事を終えて、しばらくは興奮状態が続いて元気もりもりだったのですが、数日経っていま少し気が抜けている感じです。練習もゆるゆる。「やるぞ」と思ってから乗ってくるまで時間がかかったり。ぼーっとしていたり…。

ボリューム的にもプレッシャー的にも大きな舞台だったので、まぁ、少しくらい気分が緩むのも良いかなと思う反面、「これくらいで緩んでいられる身分ではないだろう」 という心の声も聞こえてくるので焦ります…。

少し時間に余裕ができたので、再来週から歌のレッスンも再開していただくことになりました。体の重心というもの、呼吸というもの、同じ音の響きというものを、歌のレッスンから学び、ピアノに生かしていきたいと思っています。(私のピアノに今必要な要素なのです)

私のいま求めている要素が「目的地」だとして、その目的地に向かって、こっちからもあっちあっちからもトンネルを掘っている、という状況。(こっち=ピアノ、あっち=声楽)

音楽には果てがありません。ずっと勉強し続けていくことの意味を感じる時、途方もない気持ちになって目がくらみそうになることも多々ありますが、やめられないのはやはり私のずっとずっと先を行く先輩方のすばらしい音楽を、たくさんたくさん、知っているからだと思います。

…そんなわけで、そろそろ解散したやる気さんたちに戻ってきていただきたいなと思っているところです。

2011年5月24日火曜日

デュオコンサート(伴奏)

先日の日記に書いていました、声楽の伴奏の本番を無事に終えることができました!応援してくださった方々、振替レッスンでご協力いただいた生徒の皆さん、ありがとうございました。

朝は緊張で午前3時半くらいに目が覚め、会場に着くまではずっとお腹が痛かったし、食欲もありませんでした。これは、かれこれ20年くらい続いている「本番の日の恒例行事」です。でも「たくさん練習して、ちゃんと舞台で弾くための準備ができた時」にしか起こりません。(私の場合)

たくさん練習した→上手く弾きたいという欲求が起こる→プレッシャーを感じる→緊張する→おなか痛い、という仕組み。

それが分かっているので、今日も恒例行事を滞りなく済ませ(?)本番も落ち着いて弾くことができました。課題や反省点はまたゆっくりと振り返り、今後の練習にしっかり生かしていきたいと思います。

コンサートは1時間くらいのボリュームでした。テナーとソプラノ、お二人の歌手のソロ曲やデュオ(二重唱)曲を組み合わせた楽しい内容でした。以下がプログラムです。(全部日本語表記します)

1.落葉松(ソプラノ ソロ)
2.霧と話した(テナー ソロ)
3.泣かせたまえ/イタリア歌曲(ソプラノ ソロ)
4.オ ソーレ ミーヨ/(テナー ソロ)
5.CAT'Sより「メモリー」(ソプラノ ソロ)
6.オペラ座の怪人より(テナー ソロ)
7.オペラ座の怪人より「オール アイ アスク オブ ユー」(デュオ)
- - - - - 休憩 - - - - -
8.オペラ トスカ1幕より 二重唱(デュオ)
9.オペラ トスカより「歌に生き、恋に生き」(ソプラノ ソロ)
10.オペラ トスカより「星は光りぬ」(テナー ソロ)
11.オペラ 椿姫より「乾杯の歌」(デュオ)

お疲れさまでした。(自分で自分に…)

2011年5月19日木曜日

振替レッスン

来週5月24日は、伴奏のお仕事があります。あこがれの歌手さんと一緒に舞台に立たせていただく本番です。

この「あこがれの歌手さん」というのは、中田元子先生(小1〜高3まで師事した先生。数々の舞台を経験させて下さって、私の音楽人生の礎を築いてくださった先生)を紹介してくださった同門の先輩でもあり、スヴェトラ・プロティッチ先生(私の幼い頃からの憧れのピアニストであり、大学時代〜現在に至るまでの師匠)の日本での最初の友人にあたる方でもあります。

去年から伴奏で一緒にお勉強させて頂いているのですが、私にとっては雲の上の存在だったので、身に余る光栄というか、恐れながらというか、とにかくすごく有り難いことなのです。

私は、先生・指導者ではありますが、教えるだけでなく、やはり1人のプレイヤーとして歩んでいる(ingの) 人でありたいなぁと願っています。自分がちゃんとお手本を弾いて聴かせられる先生でいたい(プロティッチ先生のように…素晴しいお手本とはいかないですが)と思います。ですので、演奏活動にも積極的に取り組んでいます。

ただ、本来レッスン日の火曜日が本番になってしまい、この日の生徒さんたちには別の日に振替レッスンをお願いするなど、無理を聞いていただく形になってしまいました。

今日、振替レッスンで来てくれた生徒さんが「え?つぎの火曜日は?(私:次の火曜日はレッスンできないからね、今日がその代わりなんだよ)えぇーー!そんな…せんせいに会えないの…つらい…。」と言ってくれて…

レッスンを楽しみにしてくれているのに、そんな気持ちにさせて、申し訳なく思いました。いつもの曜日、いつもの時間に、いつもの生徒さんに会えないのは、私自身も寂しい。当たり前かもしれませんが、そのことにも改めて気付かせてもらった気がします。

2011年5月16日月曜日

ピアノのメンテナンス

5月のわりには雨がよく降り空気が湿気ています。来月にはいよいよ梅雨もやってきますし、あまり心地よくない季節になりますね。

ピアノ所有のみなさん、調律はちゃんと行っておられますか?

ピアノは木でできた大変デリケートな楽器です。日本は特に季節の移り変わりで湿度・気温ともに変化が激しいので、木の収縮による影響を大きく受けてしまいます。

音が狂ったり、鍵盤の動きが悪くなったりしたまま練習をしていると、音感やテクニックに悪い影響を及ぼすことがあります。

成長著しいお子さんの場合はなおさら気を遣っていただきたいところです。

少なくとも1年〜1年半に1回は調律を行ってください。「鍵盤が軋む」「ペダルを踏むと異音がする」などといったメカニック的な不調がある場合は、必ずそれもあわせて調律師さんにお伝えしてください。アドバイスをしてくださったり、調整をしてくださったり、色々と力になってくださるはずです。

もしも調律の技術に疑問を感じるような時には、楽器店や調律センター所属の調律師さんであれば事務局へ相談するとうまく取り計らって頂けますので、率直に感想をお伝えしてみてください。

昔は個人営業の調律師さんもたくさん居られたようですが、最近は楽器店などに所属しておられることがほとんどです。(調律師さん曰く「よっぽどの一流の人(大ピアニストの調律で世界を回っているとか)でないと、個人営業では食べていけない」のだそうな…)

でもそのぶん、一つの窓口(団体)からたくさんの調律師さんに出会えるということでもあります。大切な楽器を安心して調律師さんにお任せできると、こちらの気持ちも全然違いますよね。

2011年5月15日日曜日

新しい生徒さん

先週から2名の新しい生徒さんがレッスンを始められました。以前から予約をいただいていたので待ち遠しいなぁと思っていましたが、いよいよレッスンが始まって更にワクワクしています。

どの生徒さんも、体験レッスンの時の方がのびのびしておられます。やはり1回目のレッスンは「やらねば」という気持ちや「はじまる」という緊張感があるのでしょうね。

ピアノを始められる生徒さんにとって、「ピアノを弾くことに慣れる、音符に慣れる、レッスンというものに慣れる、先生との関係性を築く」という要素が満たされていくことは、ピアノが楽しい!と思える気持ちと比例しているような気がします。

すこしでも早く音楽の魅力やピアノの楽しさを感じてもらえるように、1回1回大切に、また長期的な視野をもって、レッスンを重ねていきたいと思います。

2011年5月10日火曜日

代理レッスンものこり…

ごーるでんうぃーく中は、伴奏合わせがあったり、久々にお買い物に出かけたり、英会話教室の初めてのレッスンがあったり(先週から通い始めました。プロティッチ先生ともっと満足に会話出来るように…)、母の母校のOB弦楽団の演奏会に行ったり、いろんな予定がありました。

4月から行かせていただいている他教室の産休代理レッスンもあっという間にのこり1ヶ月となり、 早いものだなぁと驚くばかり…。

他教室でのレッスンは当然こちらの教室とはカリキュラムの異なる部分もあり、 また、他の先生の指導しておられる合間(2ヶ月)を縫って教えなければならないという難しさもあり、正直なところ色々と悩んだり苦労したりしています。でも、そのぶん勉強になることばかりです。

今まで用いていなかった教材やレッスン方法を知る機会にもなり、当教室のレッスンで取り入れたものもあります。新しいものに出会うことで自分自身の指導の幅を広げられているという実感も得られ、ありがたいなと思っています。

2011年5月2日月曜日

ごーるでんうぃーく

みなさまいかがお過ごしでしょうか?
レッスンは、今週木曜日までお休みを頂いています♪

4月に入ってばたばたと忙しく、昨日はまるまる1ヶ月ぶりの完全オフ日でした。午前中に3時間だけ練習して、午後から久しぶりに母と買い物に出かけました。こういう時間はやっぱり楽しいです。また頑張ろう!という元気がわいてきます。

…ですが、気分が開放され肉体的にも精神的にもの〜んびりとしたところで、なんと、まさかの風邪を引いてしまいました。(ショックです。)

明日は大事な伴奏合わせのお仕事もあるし、お休み明けのレッスンまで長引いても困るし、、、すぐさま耳鼻科へ行ってきました。

 「あー、この喉は…、切れるように痛いでしょう。分かりやすいですね。はい、風邪です。」と、先生。とほほ。しかしながら、吸入の治療とお薬でもう痛みはほとんどなくなりました。お薬の力というのはすごいです(恐いくらいに)。もう安心です。

黄砂が大量に飛んでいるようなので、喉がやられたのはその影響もあるかもしれません。昨日は帰宅後にうがいをするのをうっかり忘れてしまったのです。喉が痛くなってから大後悔しました。

私が言うのもなんですが、みなさまも体調には気をつけて、連休後半も楽しくお過ごしくださいね。