2014年4月28日月曜日

Duo Adajio リサイタル

「Duo Adajio リサイタル」は無事に終了しました。ありがとうございました!

「Duo Adajio」は、ソプラノとメゾソプラノ、お二人の声楽家さんのデュオです。ソロあり、デュオありの、多彩なプログラムでした。

今回の伴奏は、ピアノの蓋を全開(パカッと高い位置まで全部開けてしまう状態)にして弾きました。

通常、伴奏時は蓋は半開(30cmほど開けた状態)にすることが多く、こちらのほうが音量の調節も楽です。全開にすると、ピアノの微妙な音色の違いを聞き取りやすくなり表現の幅が広がる反面、音量のコントロールが難しくなります。

オペラのアリア、日本歌曲などの大曲、普段伴奏する機会の少ないドイツ歌曲、木下牧子さんの美しい曲集、日本の懐かしの歌、、、。

色んなタイプ、スタイルの曲を、それに応じた音色で弾き分けることはとても難しことでした。どれも同じ弾き方で良いなら楽ですが、そうはいかないのが難しいところであり、音楽の奥深いところであります。

また、お二人の歌手さんとも、発声や声質、声の通り方、得意な音域などが違うので、それによっても伴奏の仕方が変わってきます。

そういったことに対する音色のコントロールを、もっともっと高い精度でやりたかったのですが、こうかな、ああかな、と、音を聴きながら試行錯誤して弾くうちに、あっという間に26曲のリサイタルが終わってしまいました。

終わった直後は、消化不良のような悔しい気持ちに。。。

でも、信頼できる色んな方から感想をたくさん伝えて頂いて、良かった点も足りなかった点も、素直に受け止められる気持ちになりました。

忌憚のないご意見を頂けるのは、とても幸せなことだと思います!

半年以上付き合ってきた26曲(本番前に6曲カットしたので、実際は32曲)のお勉強を、昨日の本番でいったん一区切りしました。ホッとしたのと同時に、少し淋しい気もします。

今月前半には別の本番で28曲を伴奏させて頂いたので、この数ヶ月、実に50曲の宿題を抱えていました。

最初は、山積みになった楽譜を見ると心が折れそうになりました。うまく弾けないうちは、ソリストさんとの伴奏合わせが嫌で嫌で…。(笑)

それでもめげずに練習するうちに、その曲その曲の面白さを感じることができ、より自分の音楽に変化を与えてくれる伴奏合わせやレッスンが、とても楽しくなりました。

本当に、貴重な時間でした。

今度はもっとレベルアップした演奏ができるように、自分でよし!と満足のいくピアノが弾けるように、がんばります。先生も日々勉強。修行中です。

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