2013年3月1日金曜日

迷い

「指(の動き)が変わると音が変わる。
 音が変わると音楽が変わる。
 だから先生は諦めずに何度でも言うよ。」

私は、手の形、指先の使い方、打鍵の仕方、について、とてもうるさく指導する先生だと思います。

声楽家の方が美しい声(音)を出すためにまず発声練習をされるように、ピアノだって、そもそもの「音」が美しくなければ「素敵な音楽」も「楽しい音楽」も作りようがないからです。

でも、毎日生徒さんたちにレッスンする中で、「煩すぎるかな」「細かぎるかな」と、悩んでしまうことがあります。最近も悩んでいました。これでいいのか、と。

そんな中、ある生徒さんにふと言ったのが、冒頭に書いた言葉です。

「あぁ、そっか。だからどうしても譲れないんだ。」と、自分で自分の言葉に納得した瞬間でした。

伝える方法はきっともっと色々あって、それは私自身も研究していかなければならないのですが、今回、自分自身の音楽の一番大切にしたい部分を再認識できたので、迷いも吹っ切れて、気持ちも新たに頑張れそうです。

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